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2017.12.31 2017野鳥まとめ
皆さま、今年もありがとうございました。

本年のパトロールとカワセミさま参拝を終え、今年まだやり残している仕事はBooklive!で半額セール中の「賭博黙示録 カイジ」をまとめ読みすることくらいになりました。このマンガと「インベスターZ」あたりは、世の中の仕組みを知るうえでのヒントになるのでしっかり読んでいます。

いきなり話がそれました。

過去2回、大晦日に勝手に発表している野鳥ランキングを今年も掲載します。一年間で出会った200種あまりの鳥とはそれぞれ思い出があって、断腸の思いでどうにかこうにか15種を選びぬきました(おおげさ)。

思えば、6年ほど前にバードウォッチングを始めるまでは、野鳥に興味はなく、休日になると朝っぱらから缶チューハイをあけるような生活を送っていました。

そんなある日の夕方、近所を流れる野川沿いをたまたま散歩したこと、挨拶したおやじさんが「この先にカワセミいたよ」と教えてくれたこと、さらにそのカワセミさまが本当にいてくれたことが、アル中一直線(?)の人生からわたしが立ち直るきっかけとなったのです。

そうした感謝の思いを忘れぬように、いまもこの鳥には「さま」と敬称をつけて書いています。それに、勝手に商品化して販売したりもしてますし(販売元、問合先はだるチャンプロデュース)。カワセミさまとの出会いの延長上にこれらの鳥との出会いや旅があると思うと、いくら感謝してもしきれません。

そのカワセミさまは殿堂入りとして、2017年のランキングの発表です。これは珍鳥ランキングではなく、個人的に記憶に残った鳥や遭遇シーンを並べたものであることをお伝えしておきます。

冒頭に【番外】としたのは、後に正体がわかったアカハラダカと、いまだ正体のよくわからない野鳥です。4月、沖縄県大宜味村にあるオクラレルカ畑にいた鳥で、ジシギのなにかだろうと思うのですが。

また、ヤイロチョウは四国山中で鳴き声を確認したのみで、iPhoneで録音した声だけのご出演といたします。

確認できた種のリストにこれらをおまけして加えると、今年は一年間で208種の鳥を見たことになります。ちなみに来年のテーマは、これ以上の種数を目指して猪突猛進するのではなく、人生でまだ見たことのない鳥をすこし意識して探してみようかなと考えたりしています。

では、皆さま良いお年を! 招福鳥来、来年もよろしくお願いいたします。

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2017野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)

【番外】アカハラダカ御来鳥 @四国山中
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↑ 渓流沿いを歩いていると、小鳥を追いかけて飛び出してきてすぐに去っていった。かろうじてその姿を捉えることができ、図鑑やインターネットで調べたところオスのアカハラダカのようだ。眼が暗赤色をしていて特徴的。

【番外】???御来鳥 @沖縄 大宜味村
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↑ 4月下旬、大宜味村の喜如嘉(きじょか)地区にあるオクラレルカ畑のそばで4~5羽が群れていた。気づいた瞬間に飛び立たれ、証拠写真はこの1枚のみ。白っぽい羽色やフレーム、場所、時期から推測すると、チュウジシギ、ハリオシギあたりではないかなと。ジシギの識別はむずかしい。

【番外】ヤイロチョウ御来鳥 @四国山中

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↑ 5月下旬、まだ暗い早朝から山中にブラインド(迷彩テント)を張って待ったところ、ヤイロチョウが近づいてきた。渓谷の反対側にもう1羽いて、鳴きかわしていたようだ。が、推測あと20メートルというところでUターンして遠ざかっていった。来年こそリベンジしたい鳥のひとつ。

【15位】ヤマセミさま御来鳥 @佐賀の渓流、奥多摩、四国山中、新潟 奥胎内など
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↑ 奥多摩や四国、ふるさと佐賀で今年も何回か見ることができた。ブラインドを張ってうたた寝していると、いつも突然鳴きながら飛んでくる鳥である。カワセミさまよりだいぶ大きく、食べる魚のサイズも大きい。

【14位】シマアジ御来鳥 @野川
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↑ 今シーズンも野川を訪れてくれたことに感謝したい。ひと時、コガモの奥さんができたといううわさもあったが、どういうわけか最近はその彼女の姿を見ない。出会いや別れ、カモの間にもいろいろあるのだろう。

【13位】ハイイロチュウヒ御来鳥 @茨城 妙義ノ鼻
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↑ 台風のような強風のなかで飛沫を浴びながら待ち、暗くなったころにようやくハイイロチュウヒが現れた。ひどい悪天候のなかでなんとかギリギリ確認できた鳥は、記憶に刻まれてなつかしい。

【12位】イスカ御来鳥 @山梨 深沢林道
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↑ 12位には、2年ぶりに確認できたイスカを挙げておきたい。くちばしが左右にずれているのは、松ぼっくりの実を取り出しやすくするためだろう。頭上にレンズを向けていると、食べのこしの殻が落ちてきた。

【11位】ウミスズメ御来鳥 @茨城 波崎新港
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↑ わたしの行動範囲だと山系、川系の鳥が多くなってしまうので、海鳥代表としてウミスズメをランキングに加えておきたい。銚子は海べりのいいところで、魚介類はうまいし海際の景色もきれいだった。ウミスズメのほかにもアビやクロガモ、アカエリカイツブリなどふだん見慣れない鳥も多く、近くまた再訪したい。

【10位】マガン御来鳥 @宮城 伊豆沼
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↑ 10月下旬、マガンの飛び立ちを見るために昨年に続いて伊豆沼へ。本格シーズンにはまだ早かったが、早暁に数千羽が飛び立っていく景観はあいかわらず迫力があって感動的だった。その後、カリガネ探しは失敗した。

【9位】ベニマシコ御来鳥 @北海道 釧路湿原、奥多摩、多摩川など
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↑ ベニマシコといえばこのあたりでは冬鳥だが、北海道や下北半島では夏鳥であることを初めて知った。ふだん冬に見ている鳥を夏に見るという経験はたぶん初めてで、ぜいたくなものだった。

【8位】キクイタダキ御来鳥 @東京 雲取山、御岳山、大阪城公園など
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↑ 3月、まだ雪深い時期に雲取山に登った。東京の最高峰、標高2017mの山である。途中で引き返すひとが多かったらしく、この日、山小屋にたどり着いたのは4名だけ。過酷といえば過酷だが、鳥も景観もずっと独占状態でエンジョイできた。

【7位】オオワシ御来鳥 @滋賀 山本山
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↑ 昨年は時期がギリギリずれて見逃してしまったが、山本山に毎年冬場に飛来するメスのオオワシをようやく確認。ここがオオワシの定期飛来地としては南限とのこと。今年も11月26日に飛来したそうで、同じ個体ならばちょうど20年連続となるらしい。このまま長寿を保ってほしい。

【6位】アカショウビン御来鳥 @新潟 奥胎内、四国山中など
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↑ 夏の風物詩、アカショウビン。今年もなんとか見ることができて、5年連続の出会いとなった。姿が美しいことはもちろん、森のなかに静かに響きわたる声がとてもいいと思う。

【5位】クマタカ御来鳥 @東京 梅の公園、奥多摩
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↑ 9月中旬、青梅までタカの渡りを見に行き、ひとがいなくなったころに1羽のクマタカが上空をゆうゆうと通過していった(クマタカは留鳥)。いつ見てもこの鳥の大きさ、力強さには惹かれる。7月上旬、奥多摩周遊道路でも2羽のクマタカを見ることができた。

【4位】アカコッコ御来鳥 @東京 三宅島
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↑ 学生時代に友人たちと三宅島を訪ねたことがあるが、そのころは野鳥にまったく興味がなかった。噴火を経て約20年ぶりに訪れた島で、アカコッコやカラスバト、ウチヤマセンニュウといった島固有の鳥を見ることができた。ハシボソミズナギドリやオオミズナギドリなど、フェリー航路にもさまざまな鳥が出没してくれた。

【3位】ヤンバルクイナ御来鳥 @沖縄 国頭村
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↑ 沖縄本島の北部、やんばるの森でド早朝に確認。NHK BSプレミアム「ワイルドライフ」では、ヤンバルクイナが天敵のハブを避けるために樹に登って眠る様子や、カタツムリの殻を石に叩きつけて割って食べる様子が放送された。ヤンバルクイナのほか、アカヒゲやノグチゲラ、そして120cmくらいのハブを見ることができた。

【2位】イワヒバリ御来鳥 @山梨 県道218号
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↑ つい先日の12月10日、山梨の山間を歩いていて偶然遭遇。ふだんはもっと標高の高い場所にいるはずの鳥なので、最初はカヤクグリかなにかだと勘違いした。予想しない種と突然出会うと、驚きや喜びもひとしお。来年は標高の高いところに行ってホシガラスやひさびさにライチョウを見たいなあ、と思う。

【1位】ブッポウソウ御来鳥 @東京 奥多摩、三宅島、四国山中
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↑ よく知られた長野県栄村で見たことはあったものの、今年はそのほかの3か所でブッポウソウを確認することができた。特に7月上旬、暑いさかりの奥多摩周遊道路でこの鳥に出会えたことは意外だった。東京にまだブッポウソウがいることがわかってうれしかったのでランキング1位とします。

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2016.12.30 2016野鳥まとめ
一日早いですが、皆さま、今年もありがとうございました。

晴れているのに珍しく外出もせず、明日の大晦日、そして来年からの計画を練ったりしています。バードウォッチングのほかにもやりたいこと、やらなければならないことがたくさんあって、時間の大切さをあらためて痛感している12月30日の昼さがりです。

その昔、青森駅近くの埠頭を夜散歩していると、とある漁業施設の横に「資源有限 漁業無限」とデカデカと書かれた看板が立っておりました。完全に酔っ払っていましたが、闇夜に浮かぶその白い文字は十数年経ったいまもはっきりと覚えています。

人生においてもいつまで自分が生きるのか知りませんが、限られた時間を精一杯充実させて有意義に過ごしたいものです。来年のコピーは期待と自戒を込め、青森の漁業看板のパクリで「時間有限 人生無限」。これでいきます!

さて、ついでに今年を振り返って特に印象に残った鳥たちを恒例のランキング形式で。これ以外にも思い出の鳥たちや場所がいろいろ浮かんできて、選ぶのに案外時間がかかりました。

また、今年観察できた野鳥は全178種(※)で、2015年を7種上回ることができました。数なんてひとつの参考値に過ぎませんが、すこしは成鳥、いや成長したということかな? 

バードウォッチャーとしても上を目指して励みます!

※これまでの記事中では176種と思っていましたが、どこかでカウントの間違いがあったのか、あらためてリストを数えてみると178種のようです、たぶん。

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2016野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)

【10位】ブッポウソウ御来鳥 @長野県栄村
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まずは、三年連続で観察できたブッポウソウ。夏のその時期にそこに行けば見られるのだが、飽きることもなく毎年ちょっとずつ時期をずらして通っている。真夏の暑さとむっとするような草いきれ、信州の山間の静寂もたまらない(蝉やわけのわからない虫とかはずっと鳴いてるけど)。

【9位】シラコバト御来鳥 @埼玉 中川河川敷
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前々から気になっていて、今年3月「このへんにいそうだ」と当てずっぽうで探してみた鳥。当然なかなか見つからず、あきらめかけたころチョウゲンボウに追われてすぐ目の前に飛んできた。わたしのなかではまさに中川の奇跡で、そこで待っているとさらに数羽が飛んできた。ちょっと地味だけど思い出深いローカルバード。

【8位】クマタカ御来鳥 @奥多摩むかし道
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紅葉を楽しみながら奥多摩駅から小河内ダム(奥多摩湖)までの田舎道を歩いていると、クマタカが舞うのが視界に飛び込んできた。10分くらいはゆうゆうとこのあたりを旋回してくれた記憶がある。ためしに今月ふたたび行ってみたら、その優雅で勇ましい姿はなかった。鳥との出会いも一期一会である。

【7位】アカショウビン御来鳥 @新潟 奥胎内
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わるいくせで、アカショウビンのあの鳴き声を聞かないと夏の実感が湧かない。新潟の奥胎内で見るのは二年ぶりで、過去には青森にある十二湖の森や福島北部の裏磐梯、佐賀有田の竜門峡、ブッポウソウのいる長野の山奥などでも遭遇したことがある。東京の高尾山や秋川渓谷、多磨霊園などを通過することもあるようだが、わたしはまだ都内で確認したことはない。

【6位】カリガネ御来鳥 @宮城 伊豆沼近郊の田園地帯
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11月の昼間、田んぼにいるマガンの群れをあちこち4時間かけて見て回り、ようやくカリガネ1羽が交ざっているのを発見。たまたま見つけられたからよかったものの、一人ではあまり挑戦したくない荒行である。しかもすぐに飛び立ってしまい、ほんの数秒のために大量の時間を投下したことになる。井の頭公園の動物園などには、このカリガネがふつうにいて貴重な感じがしない。

【5位】サシバ御来鳥 @埼玉飯能 天覧山
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蚊が飛んでいるような光景だが、サシバの渡りである。愛知の伊良湖岬や長野の白樺峠にも行きたかったが、今年はがまんして近場の埼玉・天覧山でタカの渡りを観察した。ひとがほとんど帰ってしまった正午すぎに、この日最大のタカ柱が出た。ひたすら粘っていると、ごくまれにこうして得をすることもある。

【4位】キマユホオジロ御来鳥 @埼玉 狭山湖
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風邪気味で仕事を休み、ノゴマを探しに狭山湖へ。土手の下にちょっとへんなカシラダカがいるな、と思っていたらキマユホオジロという鳥だった。ほかのひとが教えてくれなければ間違いなく100%スルーである。武蔵野公園のニシオジロビタキや、野川のシマアジなんかもそうだが、珍しい鳥が身近にいても見過ごしているケースもたくさんありそうだ。ひとから教えられずとも、ちゃんと自分で珍鳥を識別したい。

【3位】コウノトリ御来鳥 @兵庫県豊岡市 ハチゴロウの戸島湿地近く
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事前の想像とは違い、この鳥も豊岡のポイントに行けばふつうに見られる鳥である。初見の鳥を見た感動というよりは、この鳥を地域ぐるみで保護している地元の方たちの姿勢に打たれた。豊岡で生まれたコウノトリがたまに全国各地に出没していて、これからも偶然の出会いに期待したいところ。昔のように日本中で見られるようになることを願う。

【2位】コミミズク御来鳥 @渡良瀬遊水地 第3調節池
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つい先週、鳥友の皆さんと渡良瀬遊水地を訪問。ハイイロチュウヒやチフチャフを見られずにどんよりと重い空気が漂うなか、道に迷ってたまたま辿りついた土手でコミミズクが飛んでくれた。日没間際のワンチャンスで、うれしさも倍増。終わりよければすべて良し。ありがとうコミミズク。

【1位】マガン御来鳥 @宮城 蕪栗沼

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今年最も印象深かったのは、蕪栗沼で見たマガンのねぐら入りである。おびただしい数のマガンが空を行き交い、その圧倒的なスケールに心打たれた。まだ見ていない方は、可能であれば一度行ってみることをおすすめする。濃霧のため早朝の飛び立ちは今回見られなかったので、わたしも機会をつくってこの蕪栗沼や伊豆沼を再訪したい。

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