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19日(日)早朝、白神山地の一角、十二湖(青森県深浦町)の森で遭遇したアカショウビンである。

前日から続くザアザア降りでさすがに森に入るのがためらわれたが、雨足が弱まることを念じて5時前には現場到着。朝食をとりながら車内待機するものの一向にやむ気配はなく、エイヤの気合いでそろりそろりと森の奥に分け入っていく。全身が濡れて蚊などの大群にもまとわりつかれ、不快なことこの上ない。当然、周囲には誰もいない。

やぶのなかに身を潜らせてブラインドを張り、いくつか蚊取線香を焚く。30分ほどして眠気に襲われたころ、雨音に混じってキョロロロとかすかなあの鳴き声が近づいてきた。そして、いったん我が頭上に腰を落ち着けたアカショウビンは、あたりの様子を時間をかけて偵察した(ように思えた)あと、レンズを向けていた真正面の枝にひらりととまってくれたのである(EOS7DmarkⅡ+EF400mmf5.6ノートリミング)。

この左に突き出た一本の枝の上には葉っぱが茂っていて、しばらく彼(彼女?)は静かに雨宿りをしていたようだ。やがて左奥のほうからもう一羽の声が響き、それに呼応して何度か鳴き交わしたあと森の奥へと姿を消していった。

写りはいまいちだけれど(機材ではなくウデのせいです)、自分なりに精一杯やって苦労したぶんこの一枚が今回のベストショットだな、ありがとうアカショウビンなんて悦に入っていたら、20メートルほど後方だろうか、突然なにか大きな生物がやぶをかきわけてくる音が響いた。その荒々しい息づかいが完全にヤバイ生物であることを物語っていたので「先に入ってます」とばかりコホンと大きく咳をしてみたら、さいわい先方もびっくりしたのか一目散に逃げていってくれた。これは余談。

十二湖といっても実際は大小33の湖沼群の総称で、アカショウビンに関しては、早朝のこのスポットともう一か所の沼地で観察することができた。次の二枚は、その沼地のほうでこれも運よく撮れたものである。

もちろんアカショウビンも今回のメインターゲットのひとつではあったが、ほかにもクロツグミやトラツグミ、クマタカにイヌワシ、それにヤマセミさま(十二湖にも生息しておられるらしい)と狙っていた鳥はいろいろあった。しかし、予想外の大雨の影響もあって思うように動き回れなかったことに悔いが残る。今度来るときは、そのほかの鳥も、できれば白神山地のシンボルにもなっているクマゲラの鳴き声だけでも聞きたいものだ。ガイドもやってる民宿のおやじさんによると、これは本当に難しいことらしい。

最後にまとめておくと、この十二湖周辺と、弘前市内から津軽半島の根っこあたりにある鰺ヶ沢町を経て、海岸沿いを深浦町に至るまでに観察できた野鳥は次のとおり。ウミネコなどの海鳥やミサゴは、海岸のほうで見ることができた。カワセミさまはアカショウビン待ちの間にピッツーと一声二声のみ。あれは来訪者へのささやかな挨拶だったのかもしれない。

オシドリ、カイツブリ、キジバト、アオバト(鳴き声)、カワウ、アオサギ、ツバメ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、アカショウビン、カワセミさま(鳴き声)、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ゴジュウカラ、キビタキ(鳴き声)、スズメ、セグロセキレイ、ホオジロ 以上26種(2015TOTAL142種)

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↑ 13時前、小雨の降りしきるなかで。
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↑ 濃い霧のなかアカショウビンの赤さま。
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↑ ゴジュウカラはあちこちたくさんいた。
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↑ 大雨のなかアオサギが飛んでいった。
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↑ たぬきを二回見かけた。疥癬にもかからず、さすがにいい毛なみをしている。
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↑ 十二湖のメインビジュアルとして観光ポスターやガイドブックでよく使われている青池。
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↑ 広大な森林に大小33の湖沼が点在していて、とても一度では回りきれない。
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↑ 民宿のおやじさんによると、クマ、ハチ、マムシに気をつけろとのこと。(がま池とは特に関係ありません)
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↑ ヤマセミさまやクマタカを待つが、とうとう出会えませんでした。
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↑ 早朝、十二湖の森をめぐる林道にて。
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↑ 太古の森を思わせる、ジュラシックな雰囲気がなかなかいい。
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↑ 静かにしていると鳥たちの鳴き声が響いてきた。
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↑ 林道の茶屋では、おとなしくてやさしい(たぶん)クマが飼われていた。
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↑ 千畳敷海岸ではあちこちでウミネコの群れを見た。鰺ヶ沢町から深浦町へと続く国道101号沿い。
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↑ 日本海のおだやかな夕暮れ。食堂やレストランがどこも早く閉まるのが玉に瑕。
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↑ これも有名な黄金崎不老ふ死温泉。内湯のほかに海際の露天風呂があって、立ち寄りは大人600円(時間指定あり)。
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