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8時40分、高千穂河原ビジターセンター(鹿児島県霧島市)前の駐車場を出発。標高970mの登山口から、高千穂峰のピーク(標高1,574m)を目指した。

その標高差604m。やや強引にたとえれば、首都圏では高尾山(標高599m)を登るようなものだ。高尾山も海抜0mから登るわけではないので、高尾山登山よりはいくらか標高差があるのだが、たぶん体感的にはそれほど大きな違いはない。

途中、広大な樹林帯と、御鉢(おはち)と呼ばれる直径500mほどの火口の縁を通り、山頂に着いたのは10時前。霧島連山のこのあたりはクマタカの生息地で、これくらいの時間帯に着けばクマタカなりハヤブサなりが飛んでくれるだろう、という読みがあったが、想像以上にガスっていて猛禽どころではなかった。予報では晴れそうだったのに、さすがに山の天気は読みにくい。

余談だが、天孫降臨の地とされるこの山頂には天逆鉾(あまのさかほこ)が突き立っていて、1866(慶応2)年3月、新婚旅行で登った坂本龍馬がその鉾を引き抜いている(ただし現在の逆鉾は代替わりしたもの)。塩浸温泉で昨日話を聞いたおじさんによると、翌年、京都で暗殺されたのはその天罰だという説も。辺り一面のガスに包まれながらそんな幕末ロマンに浸ったあとは、ふたたび急坂を通って下山。

登山道では、道すがらカッコウやホトトギス、ウグイス、ヒバリなどの声を頻繁に聞いた。特に今年未見のホトトギスを狙ったのだが、ガスっているうえに遠かったり、声が近くても樹林帯の樹々が視界を邪魔してとうとう見ることはできなかった。

途中、雨もパラつき、下山後は汗と雨で重くなったTシャツを着替える。いくらかさっぱりして車を運転していると、ふもとの樹林帯を抜けるドライブウェイの最後の最後でアカショウビンが一声さえずってくれた。

本日確認できた野鳥
キジバト、ダイサギ、ホトトギス(鳴き声)、カッコウ、アカショウビン(鳴き声)、モズ、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ(鳴き声)、ヒバリ(鳴き声)、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ(鳴き声)、セッカ(鳴き声)、ムクドリ、キビタキ(鳴き声)、オオルリ(鳴き声)、スズメ、ホオジロ、ドバト、ソウシチョウ(鳴き声) 以上21種(2019TOTAL167種)

霧島市内〜高千穂峰〜宮崎駅 車、徒歩83.92km 高度40〜1,569m
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↑ どこからともなく声は聞こえてくるのだが、登山しつつ姿を見られた鳥は少なかった。
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↑ 樹林帯を抜けるときに一瞬だけカッコウが近くにとまる。
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↑ 登山道の入口には、かつて霧島神社があったという古宮址がある。
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↑ 途中、登山道の両脇に広がる樹林帯。カッコウとホトトギスがよく鳴いていて影がちらついた。
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↑ 樹林帯を抜けると、火山らしい荒涼とした景観になる。新燃岳や硫黄山の近年の噴火に伴い、霧島連山の登山ルートの一部はいまも規制されている。
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↑ 御鉢と呼ばれる火口。落ちたら確実に死ぬ。
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↑ 御鉢を抜けたあとは、急坂を登って頂上へ。このあたりで一段と濃いガスに包まれた。
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↑ 標高1,574m、真っ白な頂上付近。
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↑ 頂きに突き刺さった天逆鉾。幕末、坂本龍馬もこのあたりに立ったことだろう。
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↑ 下山の途中で。歩きにくく、復路のほうがたいへんに感じた。

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早起きして霧島、都城周辺の高原といくつかの林道を歩く。ちょうど今日が夏至にあたり、早朝5時前(しかも日の昇るのが遅い九州)といえど空はもうだいぶ明るい。

上の一枚は、スタートから8時間近く経った12時48分、今夏2回目の遭遇となったヤイロチョウ。

ヤマビルを払いながら林道を足早に下っていると、視界の先のほうでブルーの鳥が飛び、苔むした岩に着地した。しかし、この鳥はなぜこんなに見つけられやすい派手な色をしてるのか?

ともあれ、先月、四国山中で見たときは至近すぎたし、今日はその反対にだいぶ遠かったが贅沢は言ってられない。5枚ほどシャッターを切ると、ヤイロチョウは岩の向こうにすっと去っていった。

木の陰にひそんで待つこと数分、さらに遠くの茂みを移動するのがちらっと見えたので、撮って拡大すると(下写真)ミミズを2匹ほど咥えている。ご自宅にえさを運んでいる最中で用心しているのか、ホヘンホヘンという甲高い鳴き声はそのあと一回しか聞けなかった。

ヤイロチョウは1日でその一声だけだったが、特に早朝のうちは同じ夏鳥であるキビタキとオオルリ、ヤブサメ、アカショウビン、サンコウチョウのさえずりが聞こえた。6時前には、大きな樹のてっべん付近をアカショウビンが抜けていったのだが捉えきれなかった。いま思い出してもくやしい。

そのアカショウビンのリベンジではないけれども14時すぎ、それまで声ばかりだったサンコウチョウを撮れたのを機に早めに撤収。すこし移動して、坂本龍馬ゆかりの秘湯・塩浸(しおひたし)温泉を訪ねた。

1866(慶応2)年3月、京都伏見にある旅館・寺田屋で、奉行所の襲撃を受けて左手親指の付け根を負傷した龍馬。薩摩藩に匿われてこの地に移動し、奥さんであるおりょうさんとともに湯治をしたり、高千穂峰に登ったり、鉄砲で鳥を撃ったりしてのんびり過ごしたと伝えられている。

幕末当時はそばを流れる渓流の両脇に湯治宿が並んでいたというが、いまは片側を国道が走り、小さな資料館や温泉施設も整備されている。

本日確認できた野鳥
キジバト(鳴き声)、アオバト(鳴き声)、ツツドリ(鳴き声)、トビ、アカショウビン、カワセミさま、ヤイロチョウ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(鳴き声)、サンコウチョウ、カケス(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ヤブサメ(鳴き声)、メジロ、ゴジュウカラ、ミソサザイ(鳴き声)、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ(鳴き声)、ソウシチョウ(鳴き声) 以上31種(2019TOTAL167種)

霧島、都城周辺 車、徒歩72.9km 高度137〜564m
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↑ ミミズを運ぶところにたまたま出くわしたようだ。
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↑ サンコウチョウは今日もあちこちで鳴いていた。カラスを威嚇して追いかける個体もあった。
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↑ イカルの声もちょくちょく。
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↑ ゴジュウカラの飛翔シーン。
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↑ オオルリは3羽ほど見かけた。
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↑ 夏鳥で一番多いのは今日もキビタキな印象。
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↑ 天孫降臨の神話が生まれるのも納得できる雄大な景観。
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↑ 細い林道を下っていく。だいぶ歩いたというのに終日、誰一人として会わなかった。
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↑ 今日の鳥探しはヤマビルとの闘いで、全身はもちろんポケットの中から靴の中から誇張なしに20〜30匹にくっつかれた。おかげであちこち血だらけ。
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↑ しかし、ヒルは気持ちわるいだけで、本当に危険なのは蜂である。昼間、樹上を蜂の群れが渦巻いていたときは血の気が引いた。
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↑ そして夕方、霧島の秘湯、塩浸温泉を訪ねる。
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↑ 坂本龍馬とおりょうさんの記念碑。
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↑ 見たこともないような黒装束のカモ?が闊歩していた。
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