2020.10.18
コサメビタキ御来鳥 @大阪城公園

Go to 関西の最終日は、おおよその土地勘のある大阪城公園(大阪市中央区)を歩いた。ちょうど渡りの時期なので、ひさびさにムギマキでも探してみようかと考えたのだ。
そのムギマキは今回見つけられなかったが、やってきた冬鳥と帰っていく夏鳥が広い園内のあちこちに混在していた。全国各地の城跡はだいたい緑豊かで野鳥もたくさんいるが、そのなかでもここ大阪城はとりわけ鳥が多い印象がある。
今日、特に多かった季の鳥はキビタキで、それもメスがほとんど。メス30羽のなかにオスはせいぜい5、6羽という感覚だ。たぶんメスはメス、オスはオスの集団におおよそ分かれて順次渡っていくから一時的にこういう片寄りが出るのだろう、と歩きながら想像する。
また、クロツグミとマミチャジナイ、ノゴマ、キンクロハジロもそれぞれ1羽ずつ確認して、これらもすべてメスのようだったのは偶然だろうか。それとも、今日は野鳥界のレディースデーかなにかなのか。
そんなことを考えながら城跡の史跡めぐりとバードウォッチングを楽しみ、15時に撤収。新大阪から新幹線をつかって東京駅には18時過ぎに着いた。
それにしても、県境さえほとんどまたがぬようなコロナ自粛生活を半年くらいして、しばらくぶりのGo toがこんなに刺激的で楽しいとは思わなかった。調子に乗って串カツやたこ焼きを連日食べすぎたので、明日からは食事のほうをすこし自粛して体重を減らさないと。
本日確認できた野鳥
マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、コゲラ(鳴き声)、モズ(鳴き声)、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤブサメ(今年初見)、エナガちゃん、メジロ、ムクドリ、クロツグミ(今年初見)、マミチャジナイ(今年初見)、ノゴマ(今年初見)、ジョウビタキ(鳴き声)、エゾビタキ(今年初見)、コサメビタキ(今年初見)、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、ドバト 以上26種(2020TOTAL159種)

↑ 最も頻繁に遭遇したのはキビタキのメス。

↑ オスはけっきょく5、6羽しか見かけなかった。

↑ ムシクイも5羽ほど見かけた。ジジジと鳴いたのがいたのでオオムシクイだろうと推測している。

↑ 樹上にエゾビタキがとまる。

↑ クロツグミもメス。

↑ 色が淡いのでマミチャジナイもメスと思われる。

↑ さらにノゴマもメス。

↑ キンクロハジロもやはりメス。北外堀にて。

↑ 8時すぎ、玉造口のあたりでアトリ十数羽の群れを見る。アトリはオスメスが半々くらいだった。

↑ マガモとかアヒルの交雑個体だろうか、カルガモよりふたまわりほど大きい。

↑ 外国人のツアー団体客を見かけず、天守閣のまわりは以前より空いて広々としていた。

↑ 内堀越しに東側の梅林を望む。かつて豊臣秀吉や秀頼もこのような眺望を楽しんだことだろう。

↑ いい鳥が見られるように秀吉公に手を合わせる。

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2020.10.17
ミサゴ御来鳥 @大阪南港野鳥園

あいにくの雨天で、大阪湾に面した一角、屋根付きの展望塔のある大阪南港野鳥園(大阪市住之江区)で過ごした。
広々とした池・湿地帯のところどころにサギ類やカモ、シギチドリが群れていて、離れてはいたもののヨシ原の影にはアカアシシギやホウロクシギの姿も単発でちらっと。野鳥ガイドの方によると、コアオアシシギもいたようだが17時の閉園まで粘ってついに見つけられなかった。
途中、傘をさして展望塔周辺の緑道を散歩したところ、キビタキやムシクイの気配があって、渡ってきたばかりと思われるジョウビタキも2か所で鳴いていた。特にムシクイは姿を見ても鳴き声を聞いてもいまだ自信をもって識別できないが、野鳥ガイドの方が写真を見て「これはオオムシクイ」と教えてくれた。このところ園内によく出ているのだそうだ。
あとは、展望塔のまわりをミサゴ2羽がたまに飛ぶので、閉園間際まで相手をしてもらった。帰り際、雲の切れ間から夕日が覗いて雨もようやくあがった。明日は快晴となるだろうか。
本日確認できた野鳥
カルガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ホウロクシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、ミサゴ、カワセミさま(鳴き声)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、オオムシクイ(今年初見)、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ(鳴き声)、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト 以上30種(2020TOTAL153種)

↑ ガイドさんにオオムシクイと教えてもらった個体。

↑ さすがに正体不明となった個体。これもムシクイのなにかだろうと思う。

↑ ところどころにキビタキの気配があったが、カメラでいちおう捉えたのはこの1羽だけ。

↑ ヨシ原の間の水路に出てきたホウロクシギ。しかし、すぐに奥に引っ込んでしまった。

↑ アオアシシギは延べ5、6羽を確認。しかし、コアオアシシギはとうとう見つからなかった。

↑ 閉園間際まで楽しませてくれたミサゴに感謝。

↑ 展望塔からの眺め。大型の貨物船がよく出入りしていた。

↑ 昼前後、園内の緑道を散策する。折り畳み傘を持参して正解だった。

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