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よく晴れたので7時半、朝イチの旅客船で熱海港から初島に渡った。

片道30分、あっという間の船旅である。到着した初島は一周およそ4キロ。時間帯が早かったのでひとはまだ少なく、防波堤や岩場で竿をふる釣り師をたまに見かけるくらいだった。

あわよくば伊豆近海にも出没しそうなカンムリウミスズメを見られれば、なんて考えていたが現実はそう甘くない。島を一周しながらウミスズメがむずかしいならクロサギ、それもむりならツバメというようにだんだんハードルを下げていったが、欲ばったのがあだとなったか、たぶんいるだろうと予測していたツバメすら見ることができなかった。

ただ、リゾート化された島中央部の亜熱帯の森にビンズイがいたので、起死回生の鳥ネタはビンズイ様様で。東京の地元ではここのところ見てないので、本当に一年ぶりとかそれくらいの再会になるかもしれない。

また、熱海からそう離れていないこともあってか、昨日と同じようにトビとユリカモメ、ウミネコが多かった。そのほか見かけたのは、島周囲の岩礁地帯でヒメウやウミウ、中央の森周辺ではウグイスやアオジ、ジョウビタキなど。

もう少し散策するつもりでいたが、昼ごろになると旅客船で渡ってくる人々で島があふれかえってきた。船が発着する漁港周辺の食堂もどこも行列状態だったので、海のそばにある入浴施設でひとっ風呂浴び、13時すぎの便で初島を後にした。

余談だが、愛知から静岡、東京と移動しながらこの数日でさらっと読めて面白かったのが次の本「怪物の木こり」。

サイコパスで連続殺人鬼の弁護士が同じような怪物におそわれる設定のミステリで、複数のサイコパスや刑事などの登場人物をつなぎながら意表をつく展開がラストまで続く。2019年「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。



本日確認できた野鳥
キジバト、ウミウ、ヒメウ、ユリカモメ、ウミネコ、トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、ドバト 以上21種(2019TOTAL108種)

熱海温泉街~初島~熱海駅 徒歩、旅客船31.16km 高度0~69m
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↑ なにかの種子をかじるビンズイ。
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↑ そして、ミミズを見つけた。
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↑ 少なくとも3、4羽ほどいるようだったが、観光客の団体がちょうど近づいてきて散ってしまった。
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↑ ウグイスは茂みからなかなか出てきてくれなかった。
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↑ 島を一周していると、アオジやホオジロ、ジョウビタキなどの姿も。
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↑ あちこちの岩場や防波堤にウミウとヒメウがいた。
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↑ 海から山まであちこちで見かけるイソヒヨドリだが、やはり海のほうがよく似合う。
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↑ 朝8時前、初島がはっきり見えてくる。
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↑ 旅客船が発着する漁港のそばには食堂が15軒ほど並ぶ。昼はどこも行列ができていた。
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↑ 島の西側の道。
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↑ 集落のところどころで明日葉(?)を見かけた。
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↑ 島の南側には急な崖や岩場も。
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↑ 灯台付近はリゾート化されていて、亜熱帯の植物が生い茂り、コテージタイプの宿泊施設やさまざまなアクティビティも用意されている。
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↑ ドリンクをオーダーしてハンモックで読書するのもよし。
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↑ 灯台に上って小田原方面を望む。
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↑ 海岸線にある温浴施設「島の湯」。昼どきは空いていて、露天風呂でひとりのんびり大海原を眺めることができた。
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熱海(静岡県)は終日雨の予報だったが、どうしたわけか、8時前に起きるといい天気だったので外出することにした。

ビジネスホテルで借りたビニール傘も、日が暮れて戻るまでついに出番なし。雨ならばハシゴしようと楽しみにしていた温泉にはおかげさまで(?)1秒たりとも浸かることなく、終日、街の散策と鳥探しに明け暮れてしまった。

泊まるのはたぶん15年ぶりくらいとなる熱海。場所ははっきりと覚えていないが、以前よく泊まった小さな旅館やホテルは開発の波に飲まれてしまったのか、そのほとんどが跡形もなくなっているようだった。想像してたよりも十数年の時の流れは大きい。

廃業した旅館やホテルでひとときひっそりとしていたあたりは、新たなマンションやラグジュアリーホテル、飲食店が建ち並び、障子を張り替えるようにきれいになっていた。大手のホテルチェーンやリゾート運営会社が進出している様子をちょくちょくマスコミが報じているが、自分の目でそれを見てようやく熱海の変化を実感できた気がする。

一方、老舗の温泉旅館や和菓子店などもちゃんと営業していて、総じて、新旧のバランスがとれて街が活性化してきた、というのが率直な感想だろうか。

以上、おっさんによる街レポはこれくらいにして、あとは鳥の話題を。

今日歩きながら探したのは主にツバメだったが、とうとう見つけられなかった。先日、伊豆半島の南のほうでイワツバメを見たので、ツバメもそろそろだろうと期待してたのだけれど。

その反対に、意外にまだ残っていたのがツグミとジョウビタキ。星野リゾートが8年ほど前につくったリゾナーレ熱海という温泉リゾートが山手のほうにあって、見学がてら坂道を歩いていく途中で数羽ずつその姿を見かけた。

斜面でガサゴソやってるのをちらっと見かけて一枚目に載せたアカハラと、ソウシチョウの群れ、イソヒヨドリもそのあたりで。ソウシチョウの群れはところどころで見かけたので、熱海周辺でも増えているのかもしれない。

海岸通りのほうでは、ユリカモメが最も多く、あとはウミネコやオオセグロカモメ、オオバンなどがぱらぱらと。

付近をうろうろして16時すぎに海岸をふたたび通りかかると、ハヤブサがカラスとトビの連合軍に追われて西のほうへ逃げていくところだった。筋骨隆々でスピードスターのハヤブサでも1羽ではさすがに分がわるいようだった。

本日確認できた野鳥
カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ、コゲラ、アオゲラ(鳴き声)、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガちゃん(鳴き声)、メジロ、シロハラ(鳴き声)、アカハラ(今年初見)、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ(鳴き声)、ドバト、ソウシチョウ(今年初見) 以上30種(2019TOTAL107種)

熱海 徒歩12.64km 高度0~223m
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↑ 山のほうでツグミやシロハラが鳴いていた。
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↑ ソウシチョウの群れも。やかましく鳴くのでよく目立つ。
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↑ イソヒヨドリはオスメスで7、8羽くらい見かけたろうか。
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↑ ジョウビタキはオスメスで4、5羽くらい。
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↑ これはランチに夢中のメジロちゃんの群れ。
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↑ フェリーなどに餌付けされているようで、逃げようとしないユリカモメも。どうしてもドアップになってしまう。
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↑ そのほか海にいたのはオオセグロカモメやウミネコ、オオバンなど。
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↑ 16時すぎ、海岸にいるとハヤブサが遠くを飛んだ。
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↑ そのあとをカラスとトビが連なって追いかけていった。
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↑ 熱海サンビーチから熱海城、秘宝館方面を望む。
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↑ 熱海港から出港する初島行きのフェリー。餌付けされているようでユリカモメが群がっていた。
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↑ 浜焼きの店にたまたまテレビの取材が入っていて、サンドヴィッチマンとスピードワゴンが囲まれていた。取材陣がはけたあと、この店で海鮮丼を食べた。
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↑ シュークリームやプリンの店も人気のようで、熱海駅前の商店街はにぎわっていた。
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↑ 先日、WBSで紹介されていた「毒饅頭」の店の前を通りかかる。
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↑ 全国有数の温泉郷である熱海。そぞろ歩いていると、複数の源泉地や、間欠泉(いまは人工噴出)に行き当たる。余談だが、熱海駅前に昔あった懐かしの間欠泉(人工噴出)はなくなってしまった。
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↑ 2017年、大江戸温泉物語が老舗ホテルを取得してリニューアルオープンした温泉宿。
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↑ 写真中央、奥に見えるのが星野リゾート リゾナーレ熱海。中心街からは離れ、静かに海を一望できるロケーションに建つ。
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↑ 熱海方面から山越えで多賀へと抜ける頼朝ライン。源頼朝がここを通って伊豆山に落ち延びたとかなんとか。
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↑ 3年ほど前に新しくなった熱海駅。駅ビルが建ち、そばには足湯もある(現在、修理中)。
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