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名古屋から岐阜方面に2駅、清洲駅(愛知県稲沢市)でおりて城跡に向かって歩く。朝からあたたかく、ところどころで彼岸桜が咲いていた。

この清洲はいわずとしれた織田信長公ゆかりの地で、1560年6月、今川義元と戦うため桶狭間に向けて出陣したのもここからだ。また、駅近くにある臨済宗のお寺、総見院(そうけんいん)には、本能寺の変のときに身につけていたとされる兜も所蔵されていて、突然の訪問にもかかわらず、和尚さまが説明をしながら奥の間にあるそれを見せてくれた。

こうした史跡探訪だけでどんぶり五杯くらい食べられそうなネタの宝庫だが、鳥のほうも報告しておくと、このあたりで確認できた野鳥はちょうど30種。

総見院から清洲城に向かう際、すこし遠回りして五条川沿いに出ると、対岸のずっと遠くをチョウゲンボウが最初に舞う。

さらに、キジやヒバリの声が聞こえるのどかな土手沿いを進んでいくと、けたたましく鳴きながら横の農地から飛び立ったのはケリ数羽。ケリたちはそのあともところどころで出没して、しばらくぶりにその姿を堪能できた。

一方、川面にいたのはオオバンやヒドリガモ、コガモなどで、カワセミさまも数回往き来する。

信長は果たして、ここでどんな鳥を見ていただろうか。城の前でそんな野鳥ロマンにも浸り、駅に戻ったのは15時前。名古屋駅で新幹線に乗り換えるとあっという間、17時ちょいすぎには東京駅に着いた。

本日確認できた野鳥
キジ(鳴き声)、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ケリ(今年初見)、セグロカモメ、トビ、カワセミさま、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ドバト 以上30種(2020TOTAL136種)

清洲駅、清洲城周辺 徒歩6.26km
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↑ ひさしぶりに見たケリ。農地のところどころで鳴いていた。
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↑ 延べ数でいえば7、8羽ほど確認できた。
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↑ 清洲駅の近くでさえずるカワラヒワ。
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↑ 五条川に出たところでチョウゲンボウが飛ぶ。ひらひら舞いながら遠ざかっていった。
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↑ たまにヒバリやキジの声も。
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↑ なにかを夢中で食べるヒバリ。
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↑ 川沿いではモズやアオジ、カワセミさまも見かけた。
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↑ しきりと草を食むオオバン。
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↑ オオバンとヒドリガモ、コガモあたりが特に多かった。
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↑ 中部・関西の川ではヌートリア(外来種)にもよく出くわす。
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↑ 清洲駅から10分ほど歩いたところにある総見院。「総見院」は信長公の戒名の一部で、いまもその菩提寺だ。
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↑ お寺に伝わる宝物のひとつ「焼兜」。本能寺の変のときに信長公が身に着けていた遺品とされる。
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↑ もうすこしすれば五条川沿いの桜も咲くだろう。
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↑ 清洲城の近くに建つ織田信長公の像。齢26歳、桶狭間出陣のときの雄姿を模して造られている。その左側の像はちょうど大河ドラマにも登場している帰蝶(濃姫)像。
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↑ 鉄骨と鉄筋コンクリ―トで再現された清洲城の天守閣。残念ながらここもまた、コロナ騒動のため今月いっぱいは入場できないそうだ。ぜひにおよばず。
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朝、名古屋城のお堀端を通りかかると、降りしきる雨のなかツバメが舞っていた。

ここ3年間の個人的なツバメ初認日をみてみると、観察場所はいろいろだが2017年が4月2日、2018年が3月31日、2019年が3月24日。つまり年々、観察する日付が早くなっている。

今年はウグイスの初鳴きも2月23日に聞いたし、温暖化やらなんやらの影響もあるのかな、と歩きながら思ったり。

ツバメのほか、城のまわりで確認したのは、キンクロハジロとホシハジロの群れをはじめとした冬ガモに、そのほかユリカモメ、オオバン、ウグイスなど。まだへたっぴながら、ここのウグイスもホーホケキョのさえずり練習をしていた。

すぐとなりの名城公園では、カワセミさまやジョウビタキ、ツグミ、シロハラなどを確認。カワセミさまは2羽が鳴き交わしていて、これまた春近し、の印象だ。

そのあと午後は、名古屋駅からあおなみ線を使って20分、野跡(のせき)駅に移動。駅からほど近いところにあるラムサール条約登録地の藤前干潟を訪れた。15時すぎの干潮が近くなれば干潟になにかいるだろう、と考えてのことだ。

鳥影はたしかに点在していたが、どれもこれも遠く、ようやく識別できたのはユリカモメとカンムリカイツブリ、カワウ、それにヒドリガモ、スズガモといったカモ類くらい。

また、干潟のそばにあるビジターセンターは、コロナ騒動の影響で月内いっぱいは臨時休館とのこと。そうじゃないかなと予測はしていたものの、せっかく来たのにこれも残念なことだった。

本日確認できた野鳥
ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ミサゴ、カワセミさま、コゲラ(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ(今年初見)、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、ドバト、コブハクチョウ(今年初見) 以上36種(2020TOTAL135種)

栄、名城公園、名古屋城、名古屋駅、藤前干潟周辺
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↑ めでたく今年の初ツバメ。
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↑ 名城公園でカワセミさま参拝。
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↑ シロハラにレンズを向けているとアオジが入ってくる。
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↑ アオサギは巣づくりの真っ最中?
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↑ ジョウビタキもところどころに。
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↑ お堀に1羽だけコブハクチョウがいた。
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↑ ハシビロガモとその右奥にいるのはアオクビアヒルのようだ。
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↑ 15時前、藤前干潟ではユリカモメとヒドリガモ、スズガモあたりが多いようだった。そのほか、ミサゴやセグロカモメなども。
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↑ 城の北側、名城公園の池。
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↑ 昼ごろ城を通りかかる。雨は14時ごろまで降りっぱなしだった。
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↑ 名古屋駅の近くにある「ノリタケの森」。ノリタケの食器づくりの歴史や事業内容を見学できる施設や、レストラン、ミュージアムなどがある。広場にはツグミがいた。
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↑ 藤前干潟のあたりを歩いて15時すぎに撤収。雨があがり、天気は次第に回復してきた。
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