2019.05.27
ドバト御来鳥 @鏡川

先週掲載しそびれた白いドバトの写真が見つかったので一枚目はそれで。
その日のうちに報告できなかったが、高知、香川の二県で道すがら確認できた野鳥をかんたんにまとめておきたい。今年初見の鳥は、サンコウチョウとヤイロチョウの2種。
早朝4時、真っ暗な道路脇に車をとめてうつらうつらしていると、森がうっすらと明けていく。野鳥たちが本格的にさえずり始めるのは4時半ごろだ。
そして5時6分、運転席からわずか3メートルほどの地面にすっと降りてきたのがヤイロチョウ。突然だったし至近すぎたのもあって助手席のほうに引きながら数枚シャッターを切ったが、けっきょく全部ぼけぼけだった。
出現までは、暗い森の奥から時折ホヘンホヘン、ホヘンホヘンと甲高い声が聞こえていて、それがだんだん接近してきてヤイロチョウがついに枝先に姿を現す、みたいな遭遇シーンをイメージしていたが、現実はそうならないものである。遠くでホヘンホヘンの声がやんで30分もしたころ、上のほうからいきなり無言ですっと降りてきてまたすっと飛んでいってしまった。見たのはけっきょくその一回こっきり。
長くも感じたが、目の前にいたのはたぶん4、5秒くらいだったろう。メタリックなブルーの羽色もそうだが、姿勢とたたずまいの美しい鳥だな、というのが初見の印象である。
そのほかよく鳴いていた夏鳥は、オオルリとクロツグミ、ジュウイチあたりで、アカショウビンやツツドリ、サンコウチョウなどの声もたまに聞こえてきた。撮れなかったが、アカショウビンは2回視認。最初は夕方、目の前10メートルあたりの木立を猛スピードで抜けていき、もう一回は早朝、車の前方を先導するように林道に突き出た枝から枝へと渡っていった。
また、空を見上げればトビがよく舞っていて、クマタカも遠望すること2回。渓流沿いの山里を行けば、ブッポウソウやミサゴ、ヤマセミさまなどの姿もあった。
高知、香川の両県で確認できた野鳥
カイツブリ(鳴き声)、キジバト、アオバト(鳴き声)、カワウ、アオサギ、コサギ、ホトトギス(鳴き声)、ツツドリ(鳴き声)、ジュウイチ(鳴き声)、ミサゴ、トビ、クマタカ、アカショウビン、カワセミさま(鳴き声)、ヤマセミさま、ブッポウソウ、ヤイロチョウ(今年初見)、キバシリ、コゲラ、アオゲラ(鳴き声)、サンショウクイ、サンコウチョウ(今年初見)、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ヤブサメ(鳴き声)、エナガちゃん、メジロ、ミソサザイ(鳴き声)、ムクドリ、クロツグミ(鳴き声)、キビタキ(鳴き声)、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、コジュケイ(鳴き声)、ドバト 以上47種(2019TOTAL153種)

↑ 見張り役のブッポウソウ。

↑ サンコウチョウはなにげに今年初見。

↑ オオルリはあちこちでよく鳴いていた。

↑ 子育て中のようで虫を運んでいた。

↑ 暗かったがサンショウクイも。

↑ 近すぎてフレームからはみ出たヤイロチョウ(ノートリミング)。鳥と1対1、記憶に残る数秒間だった。

↑ もちのようになってアオバトが湖畔で休んでいた。

↑ 森のなか、カケスがけっこう飛び回っていた。

↑ ヤマガラの幼鳥かな。

↑ お食事中のメジロ。

↑ このコゲラは給餌中のよう。

↑ 幹を駆け上っていくキバシリ。

↑ 9時半ごろクマタカが飛ぶ。

↑ まだ真っ暗な早朝にいたウサギ。

↑ ミミズもでかい。

↑ 早朝4時すぎの森。鳥がぼちぼち鳴き始める。

↑ 昼、崖をくだって沢に降りてみた。時折ヤイロチョウの声も聞こえてくる。

↑ オオルリのさえずりが響く森のなか。

↑ ここは鬼のアジトである女木島の洞窟。

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2019.02.17
ユリカモメ御来鳥 @小豆島航路

朝7時、宿できちんとした和食をいただいたあと、路線バスとフェリーを乗り継いで姫路に戻った。
小豆島の東端、福田港から9時20分に出たフェリーは空いていて、デッキにいるのはわたし一人だけ。最大490人が乗れるという船に、客室にいる乗客はせいぜい十数名である。のびのびくつろげるので、今回、観光オフシーズンに来て正解だったと思う。
姫路港までは大人片道1,520円、ちょうど100分の航路。わずかな時間になにか海鳥が見られれば、と潮風に吹きさらされつつ双眼鏡を構えたが、往き来する鳥影はごくわずかだった。
そのたまに飛んだ鳥も、セグロカモメとカワウがほとんど。洋上というのに、徹底的にウミウがいないのがなんともくやしすぎる。ほかはユリカモメ2羽にアオサギ1羽、それ以外の鳥影はゴマ粒のようにしか見えず正体不明だった。
本州にぶじ生還後、姫路駅の片隅にあるフードコートで昼食をとってさっさと東京に帰ってきた。反省点としては、小豆島くらいの規模の島になると一日ちょいで回るには大きすぎる。次は三泊か四泊くらい滞在してのんびり島を散策したい。
本日確認できた野鳥
カワウ、アオサギ、ユリカモメ、セグロカモメ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト 以上12種(2019TOTAL97種)
土庄港~福田港~姫路港~姫路駅 バス、フェリー75.12km 高度-20~62m


↑ セグロカモメがたまにフェリーを横切っていった。

↑ 近くを飛ぶのがことごとくカワウだったので、おそらくこの群れもカワウだろうなと。

↑ 9時20分、福田港を静かに出港。

↑ 潮風がやや肌寒く、第三おりいぶ丸のデッキは空いていた。

↑ さらば小豆島! また来る日まで。

↑ 小島をウが占拠していた。

↑ 姫路港の沿岸部に広がる工業地帯。

↑ 海は凪いでいた。途中、小豆島行きのフェリーと行き違った。

↑ ランチは明石焼きとイカ焼きの味比べセット500円。今回は明石焼きに軍配を上げたい。
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