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2023.05.08 カササギの巣
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福岡空港に移動するまで、朝は佐賀市内、田んぼと東与賀の干潟をまわる。九州最終日、今朝の目標はカササギ発見だったが、東与賀の町で車の前をひらりと一度横切っただけで、それ以降は鳴き声さえ聞かなかった。

佐賀のカラスといえばカチガラス(カササギ)だった昔と比べるとずいぶん減った印象で、かろうじて見つけたのはカササギのものと思われる鳥の巣だけである。電柱によく営巣するし、巣材とサイズからしてもこれはカササギのものだろう。

巣の主(あるじ)はお留守で、ストーカーばりに物陰から観察するのも憚られるので1枚撮って辞去した。ぶじに雛が生まれ、ここから巣立ってほしいものだ。

そして、佐賀を正午過ぎに発ち、調布到着は18時過ぎ。移動のストレスもなく、むちゃくちゃ近い。

本日確認できた野鳥
カササギ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、ダイゼン、メダイチドリ、チュウシャクシギ、アオアシシギ、トウネン、サルハマシギ、ハマシギ、ウズラシギ、ズグロカモメ、ユリカモメ、セグロカモメ、コアジサシ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ(鳴き声)、ツバメ、ヒヨドリ(鳴き声)、ウグイス(鳴き声)、セッカ(鳴き声)、ムクドリ、スズメ、ドバト 以上28種(2023TOTAL141種)

佐賀〜福岡空港 車、列車、地下鉄98km
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↑ ずっと昔はもっとあちこちにカササギがいたような気がするのだが……。
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↑ カラスも減っているはずだが、見かけるのはカラスばかり。カラス以上の減少速度でカササギが減っているということだろう。
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↑ ハマシギやトウネンが干潟に着地するところ。
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↑ 風の強い日で、まばらに生えたシチメンソウを防風林のようにしてトウネンが身を寄せ合っていた。
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↑ 赤味がそれほど濃くなく、昨日とはまた別のサルハマシギのようだ。
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↑ クロツラヘラサギはほとんど寝ていた。
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↑ チュウシャクシギやアオアシシギの群れ。
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今朝の有明海、潮見表によると満潮は10時3分、潮位216cmとかなり高かった。その時刻が近づくにつれ、潮が満ちてだだっ広い干潟が姿を消した。

シギチドリの群れも、満潮の前後はどこかに飛んで移動してしまう。鳥がいなくなるのを見計らい、雨のなか、干潟を離れてぶらっと散歩しているとコムクドリが飛んできた。

計7羽の小群で、上写真の左端はオス、右の2羽はメスだろうか。雨宿りでもするような様子で、7羽はこの電線で1分ほど羽を休めたあと、奥のほうに連れ立って飛んでいった。

今年初見の鳥は、このコムクドリと、干潟で見たサルハマシギの2種。ハマシギの群れのなかに、サルハマシギの赤い羽色を見つけられたのが一際うれしい。

あとはヘラシギいないかなと目を凝らして片っぱしから見ていったが、ついに発見できなかった。ヘラシギはやはり手強い。そして正午過ぎ、いよいよ土砂降りになってきたので帰路に就く。

本日確認できた野鳥
ツクシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、ヘラサギ、ダイゼン、メダイチドリ、オグロシギ、オオソリハシシギ、ソリハシセイタカシギ、チュウシャクシギ、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、オバシギ、トウネン、ウズラシギ、サルハマシギ(今年初見)、ハマシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、セグロカモメ、コアジサシ、ハシブトガラス、ヒバリ(鳴き声)、オオヨシキリ(鳴き声)、コムクドリ(今年初見)、スズメ、ホオジロ 以上34種(2023TOTAL141種)

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↑ ハマシギのなかに赤い鳥、サルハマシギを発見。
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↑ 手前からメダイチドリ(L20cm)、サルハマシギ(L21.5cm)、ハマシギ(L21cm)が並んでサイズ比較。 ※()内、大きさの数字は「日本の野鳥590」(平凡社)より。
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↑ ハマシギに交じってサルハマシギが飛ぶ。
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↑ こちらはオバシギの飛翔。
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↑ ヘラサギとクロツラヘラサギが起きて並んだところ。
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↑ オグロシギのグループ。くちばしはまっすぐだ。
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↑ こちらは、反ったくちばしを持つオオソリハシシギのグループ。
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↑ ソリハシセイタカシギ、今朝は起きていた。
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↑ 沖のほうにツクシガモの群れ。さらに奥にはオナガガモとマガモ、ヒドリガモがいた。
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↑ 満潮の時刻が近づくと、音を立てて波が寄せてくる。
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↑ 今朝の潮は、潮位216cm、シチメンソウの群生のあたりまできた。潮が引くと、干潟がまた顔を出して鳥たちが戻ってくる。
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