2015.12.31
2015野鳥まとめ
今年も一年間ありがとうございました。
2015年の鳥果(釣果のもじりです)をまとめますと、計171種の野鳥を観察することができました。
かんたんな表にして今年見た鳥を赤くチェックしてみると、日本に飛来する野鳥リストのなかでチェックできたのはごく一部。生涯まだ見たことのない鳥もたくさんいて、来年以降も開拓のし甲斐があるなと燃えている次第です。
若干鼻水をたらしつつもヤル気満々のそんな大晦日ではありますが、2015の鳥見行脚を振り返って特に印象に残った鳥をランキング形式で記しておきます。
では皆さま、よいお年を!

2015野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)
【10位】ブッポウソウ御来鳥 @長野 栄村

サンコウチョウやキビタキ、オオルリなどと並び、毎年その飛来を楽しみにしている夏鳥です。わたしは二年連続で長野県栄村の山中で観察していて、今年は東京・井の頭公園にも数年ぶり(6年ぶり?)に飛来したと鳥仲間が教えてくれました。来年はそろそろ長野以外の場所で探してみたいと思います。
【9位】ミコアイサ御来鳥 @千葉 手賀沼北岸

別名パンダガモとも呼ばれるユニークな姿をした冬鳥です。数年前まで皇居のお堀にも来ていたらしいのですが、お堀を一周して探しても見つけられませんでした。仕方ないので2月、漠然とした生息のうわさを元に手賀沼まで出張。寒いなか足を棒にして探し回ってあきらめかけた頃、ようやく数羽を見つけることができました。
【8位】ヤマセミさま御来鳥 @奥多摩、佐賀 嘉瀬川、神奈川 宮ヶ瀬湖など

↑動画リンク
2015元旦、思えば今年最初に見た野鳥は、九州の実家近く、雪のちらつく早暁の渓流に現れたヤマセミさまでした。活動の時間帯が早朝中心なので、だいたい寝不足のまま現場に向かったり河原の寒さに凍えたりして苦労するものの、それでもやめられない中毒性(?)のある野鳥です。
【7位】クマタカ御来鳥 @山梨 深沢林道など

オオタカやミサゴもいいのですが、猛禽のなかで今年の一種を挙げるとするならばやはりクマタカでしょう。昨年は神奈川の宮ヶ瀬湖畔で、今年は山梨の深沢林道でその姿を見ることができました。奥多摩湖畔にある「山のふるさと村」のはるか上空を飛んでいた猛禽もおそらくクマタカと思われます。希少な鳥で、遠目にも優雅さと迫力が伝わってきます。
【6位】アカガシラサギ御来鳥 @東京港野鳥公園

たまにサプライズがあるので定期的に足を運ぶ東京港野鳥公園。2015のサプライズは、観察小屋からカイツブリやゴイサギなんかを撮っているときに、突如フレームインしてきたアカガシラサギでした。鳥との距離10メートルほど。すぐに飛び立ってしまいましたが、記憶に残るとても貴重な数秒間でした。
【5位】ソデグロヅル御来鳥 @島根 宍道湖西岸

おそらく珍鳥といっていい部類の鳥と思われます。マガンやヒシクイを求めて田園地帯をさまよっていたところ、斐伊川河口でごくフツウに羽を休めていました。予期せぬ鳥をいきなり目にしたときは全身が粟立つものですが(北方水滸伝風)、この鳥もそんな感覚を味あわせてくれました。次はいつ会えるか分かりません。
【4位】ヤツガシラ御来鳥 @石川 能登半島

渡り鳥の中継地として有名な石川県の舳倉島(へぐらじま)。数年ぶり二回目の上陸を狙いましたが、波風の状態が思わしくなく二日連続でフェリーが欠航しました。失意のドン底で白米千枚田(という有名な棚田)に向かう途中、路線バスの車窓から一瞬だけその姿が見えたような気がしました。数キロ歩いて引き返したところ、再び一瞬だけその姿を見せてくれました。
【3位】ヨタカ御来鳥 @多磨霊園

この日は寝過ごして遠出をあきらめ、お昼前に近くの多磨霊園へ。正直ほとんど期待感のない一日でしたが、その予想をいい意味で覆してくれたのがこの鳥です。カラスに追われて五区公園に逃げ込んでくると、日没までほとんど動かずにじっとしていました。その間、ギャラリーも50人くらい集まって、その人気の高さがうかがえました。
【2位】ジュウイチ御来鳥 @多摩森林科学園

この鳥も狙って見つけたわけではありません。どうせ誰もいないだろうな、見られる鳥もヒヨドリとカラスくらいだろうなと予想しつつ、真夏の多摩森林科学園へ。木陰で見慣れない鳥が休んでるなとレンズを向け、あとで調べたらジュウイチでした。この夏鳥も鳴き声は聞けても人前に姿を現すことは滅多にないようです。
【1位】アカショウビン御来鳥 @青森 十二湖、新潟 松之山、佐賀 竜門ダムなど

夏鳥の代表格といえばやはりこの鳥。運よく三年連続で観察していますが、何回見てもそのインパクトと感動が薄れることはありません。ヤマセミさまは渓流に沿って行ったりきたりするので、生息地の川沿いで夜明けから日没まで粘れば観察できる可能性が高いのですが、アカショウビンは広い森のなかを飛び回るので難易度も上がる印象です。今年は渡り途中の個体が東京・高尾山や多磨霊園でも見られたようです。
2015年の鳥果(釣果のもじりです)をまとめますと、計171種の野鳥を観察することができました。
かんたんな表にして今年見た鳥を赤くチェックしてみると、日本に飛来する野鳥リストのなかでチェックできたのはごく一部。生涯まだ見たことのない鳥もたくさんいて、来年以降も開拓のし甲斐があるなと燃えている次第です。
若干鼻水をたらしつつもヤル気満々のそんな大晦日ではありますが、2015の鳥見行脚を振り返って特に印象に残った鳥をランキング形式で記しておきます。
では皆さま、よいお年を!

2015野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)
【10位】ブッポウソウ御来鳥 @長野 栄村

サンコウチョウやキビタキ、オオルリなどと並び、毎年その飛来を楽しみにしている夏鳥です。わたしは二年連続で長野県栄村の山中で観察していて、今年は東京・井の頭公園にも数年ぶり(6年ぶり?)に飛来したと鳥仲間が教えてくれました。来年はそろそろ長野以外の場所で探してみたいと思います。
【9位】ミコアイサ御来鳥 @千葉 手賀沼北岸

別名パンダガモとも呼ばれるユニークな姿をした冬鳥です。数年前まで皇居のお堀にも来ていたらしいのですが、お堀を一周して探しても見つけられませんでした。仕方ないので2月、漠然とした生息のうわさを元に手賀沼まで出張。寒いなか足を棒にして探し回ってあきらめかけた頃、ようやく数羽を見つけることができました。
【8位】ヤマセミさま御来鳥 @奥多摩、佐賀 嘉瀬川、神奈川 宮ヶ瀬湖など

↑動画リンク
2015元旦、思えば今年最初に見た野鳥は、九州の実家近く、雪のちらつく早暁の渓流に現れたヤマセミさまでした。活動の時間帯が早朝中心なので、だいたい寝不足のまま現場に向かったり河原の寒さに凍えたりして苦労するものの、それでもやめられない中毒性(?)のある野鳥です。
【7位】クマタカ御来鳥 @山梨 深沢林道など

オオタカやミサゴもいいのですが、猛禽のなかで今年の一種を挙げるとするならばやはりクマタカでしょう。昨年は神奈川の宮ヶ瀬湖畔で、今年は山梨の深沢林道でその姿を見ることができました。奥多摩湖畔にある「山のふるさと村」のはるか上空を飛んでいた猛禽もおそらくクマタカと思われます。希少な鳥で、遠目にも優雅さと迫力が伝わってきます。
【6位】アカガシラサギ御来鳥 @東京港野鳥公園

たまにサプライズがあるので定期的に足を運ぶ東京港野鳥公園。2015のサプライズは、観察小屋からカイツブリやゴイサギなんかを撮っているときに、突如フレームインしてきたアカガシラサギでした。鳥との距離10メートルほど。すぐに飛び立ってしまいましたが、記憶に残るとても貴重な数秒間でした。
【5位】ソデグロヅル御来鳥 @島根 宍道湖西岸

おそらく珍鳥といっていい部類の鳥と思われます。マガンやヒシクイを求めて田園地帯をさまよっていたところ、斐伊川河口でごくフツウに羽を休めていました。予期せぬ鳥をいきなり目にしたときは全身が粟立つものですが(北方水滸伝風)、この鳥もそんな感覚を味あわせてくれました。次はいつ会えるか分かりません。
【4位】ヤツガシラ御来鳥 @石川 能登半島

渡り鳥の中継地として有名な石川県の舳倉島(へぐらじま)。数年ぶり二回目の上陸を狙いましたが、波風の状態が思わしくなく二日連続でフェリーが欠航しました。失意のドン底で白米千枚田(という有名な棚田)に向かう途中、路線バスの車窓から一瞬だけその姿が見えたような気がしました。数キロ歩いて引き返したところ、再び一瞬だけその姿を見せてくれました。
【3位】ヨタカ御来鳥 @多磨霊園

この日は寝過ごして遠出をあきらめ、お昼前に近くの多磨霊園へ。正直ほとんど期待感のない一日でしたが、その予想をいい意味で覆してくれたのがこの鳥です。カラスに追われて五区公園に逃げ込んでくると、日没までほとんど動かずにじっとしていました。その間、ギャラリーも50人くらい集まって、その人気の高さがうかがえました。
【2位】ジュウイチ御来鳥 @多摩森林科学園

この鳥も狙って見つけたわけではありません。どうせ誰もいないだろうな、見られる鳥もヒヨドリとカラスくらいだろうなと予想しつつ、真夏の多摩森林科学園へ。木陰で見慣れない鳥が休んでるなとレンズを向け、あとで調べたらジュウイチでした。この夏鳥も鳴き声は聞けても人前に姿を現すことは滅多にないようです。
【1位】アカショウビン御来鳥 @青森 十二湖、新潟 松之山、佐賀 竜門ダムなど

夏鳥の代表格といえばやはりこの鳥。運よく三年連続で観察していますが、何回見てもそのインパクトと感動が薄れることはありません。ヤマセミさまは渓流に沿って行ったりきたりするので、生息地の川沿いで夜明けから日没まで粘れば観察できる可能性が高いのですが、アカショウビンは広い森のなかを飛び回るので難易度も上がる印象です。今年は渡り途中の個体が東京・高尾山や多磨霊園でも見られたようです。
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2015.12.30
ルリビタキ御来鳥 @都立 桜ヶ丘公園

午後、かるく2時間ほど桜ヶ丘公園(多摩市)を散歩。
キクイタダキかトラツグミが出てないかなと思ったのだが、残念ながら気配すらなかった。特にトラツグミのほうが気になって柿の木の近くに隠れて1時間ほど粘ってみたものの、実を食べに現れるのはヒヨドリとシロハラ、それにメジロの群ればかり。本格シーズンにはまだ早いのだろうか。
トラツグミを待つ間にルリビタキやコゲラが出てきてくれたので、一年間の感謝をこめつつ写真をアップ。今年もありがとうございました。んで、本日確認できた野鳥をまとめると次のとおりでした。
コゲラ、アオゲラ(鳴き声)、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガちゃん、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、ホオジロ(鳴き声)、アオジ(鳴き声)、ドバト、ガビチョウ 以上15種(2015TOTAL171種)

↑ メスのルリビタキも偵察(?)に現れた。

↑ シジュウカラが餅を引っ張ってる、と思ったらミノムシのようだった。

↑ あちこちで今年も一年間ありがとうございました。

↑ ヒヨドリに続いてシロハラが柿を食べにきた。

↑ トラツグミが出てきてくれず17時前には撤収。

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