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8時半に山本山に到着すると、オオワシのおばあちゃんは松の枝で銅像のようにじっとしていた。1時間ほど待っても飛ぶ気配は感じられない。

北の空には雲が湧いていたし、おばあちゃんのその様子を見て「北帰するのは明日以降かな」なんて油断していると、暖かくなってきた10時ごろにあっさり旅立ってしまわれたもよう。

ちょうどその時刻は、山本山を離れて西側の田んぼにいるヒバリやケリを追いかけていた。琵琶湖のほうではケリなんて特に珍しくもないそうだが、東京近辺では滅多にみられないのでケリ探しについ熱中してしまったのだ。あちゃー。

気をとりなおし、10時半ごろにはそのケリの群れを発見。互いにけたたましく鳴き合っていたのは、聞くところによると、繁殖の季節になってそれぞれの縄張りを主張しているのだという。そういえば、ノスリやあちこちにいるトビ、カラスなんかも威嚇的なモビングが目立っていた。

湖北野鳥センター前の湖岸に集まっているコハクチョウたちは、昨日に比べてずいぶん数が減ったように感じた。日中に渡っていくと外敵に襲われるためか、あるいは気流の関係か、夜ふけから明け方にかけて小隊をつくっては順次旅立っているそうだ。

正午すぎに湖岸を歩いていると、居残り組のヒシクイたちが最後の最後に飛んできてくれたのはラッキーだった。おかげさまで今年初見の鳥が増えて、心おだやかに琵琶湖から撤収。

本日確認できた野鳥
コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒシクイ(今年初見)、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ケリ(今年初見)、トビ、フクロウ(鳴き声)、オオワシ、アオゲラ(鳴き声)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ(鳴き声)、ヒバリ(今年初見)、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ(鳴き声)、ホオジロ、カシラダカ、アオジ(鳴き声) 以上40種(2017TOTAL108種)

走行距離 16.81km(自転車使用) 高度91~116m
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↑ 田んぼのあちこちでヒバリがさえずっていた。
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↑ 本日のコハクチョウ。オオワシに続き、今日明日にも北帰しそうだ。
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↑ 群れのなかにオオハクチョウも3羽ほど交ざっていた。
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↑ そろそろ帰ろうかというころ、ヒシクイの群れが飛んできてくれた。
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↑ ヒシクイたちは岸辺の奥に着水。
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↑ 8時半すぎ、今シーズン最後に見たおばあちゃん。
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↑ 北帰の予感か、昨日にも増してギャラリーが多かった。
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↑ 去ってしまった直後の北の空。またぶじに帰ってきてくれますように。
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山本山(滋賀県長浜市)のオオワシが今年も北帰する時期となり、わずか数日遅れで見逃した二年前のリベンジを果たしておこうと琵琶湖周辺をレンタサイクルでまわった。駅の観光案内所が柔軟に対応してくれて、ママチャリ二日間借りっぱなしで1,000円。

朝8時すぎまでしんしんと雪が降って、やんだなあと思ったら青空が広がったり小雨が降ったりする複雑な空模様。昼くらいになってようやく気温も上がって助かった。

19年連続で飛来していて「山本山のおばあちゃん」と親しまれているその姿をありがたく拝んだあとは、近くにある湖北野鳥センターの方に教えてもらってミコアイサやウミアイサ、そして最近出没しているというコウノトリを探しに。

広大なる田園地帯でコウノトリはなんとか発見できたが、湖の北の果てまで移動してミコアイサとウミアイサはとうとう見つけられなかった。

その北端付近の港で、10メートルほど先に浮かぶスズガモをなんとはなしに眺めていると、正体不明の猛禽がパーンと水面をたたきながら一瞬でかっさらっていってしまった。わが動体視力ではまったく追えないほどのスピードで、犯人はハヤブサかそれともオオタカか。

そのあと湖北野鳥センターのほうに戻ると、15時40分、「おばあちゃん」が湖からちょうどセンター上空を横切って山本山のほうへと帰っていくところだった。手ぶらだったので漁には失敗したのだろう。

明日は天気がいくらか良さそうだし、ひょっとするとおばあちゃん北帰するような気もするけどさてどうでしょう。

本日確認できた野鳥
コハクチョウ(今年初見)、オオハクチョウ(今年初見)、マガン(今年初見)、オカヨシガモ(今年初見)、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ(今年初見)、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ユリカモメ、ミサゴ、トビ、オオワシ(今年初見)、ノスリ、コゲラ(鳴き声)、アオゲラ(鳴き声)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒバリ(鳴き声)、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガ(鳴き声)、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ(鳴き声)、ホオジロ、アオジ(鳴き声)、ドバト、コウノトリ(今年初見) 以上51種(2017TOTAL105種)

移動距離 44.71km(自転車使用) 高度89~124m
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↑ アオサギと比べてもかなり大きいのが分かる。両脚には緑色の足環がついていた。
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↑ 湖北野鳥センター前の湖面にはコハクチョウの群れがいて、オオハクチョウも数羽交ざっていた。
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↑ コハクチョウの手前にいる小さいのはカワアイサ。
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↑ 16時35分、山本山にてオオワシのおばあちゃん。
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↑ 手前を横切るのはノスリ。おばあちゃんにプレッシャーをかけているようだった。
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↑ そのあと今日確認したなかで最後の飛翔。
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↑ 湖北野鳥センター前から山本山方面を望む。
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↑ 野鳥センター前の湖岸の様子。たむろするコハクチョウたちも北帰間近か。
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↑ 昼すぎまで天気がいまいち安定しなかった。
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