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目的地を決めないまま酔っぱらって寝てしまったので、今日は完全な行き当たりばったりで行動した。

8時すぎ、景観を楽しみながら琵琶湖沿いをゆるゆる北上。湖北野鳥センター周辺の湖岸を散歩したあと、センターで紹介してもらった大箕山(だいきさん)の林道とブナ林を訪れた。

人気者のオオワシを見に冬場に来たことはあるが、炎天下のこの時期に琵琶湖を訪れるのは初めて。マガモやヒドリガモなど、渡りそびれた冬ガモの一群がいて思わぬ再会をおたがい(?)喜んだ。

湖岸のヨシ原やヤナギ林から聞こえたのは、ギョギョシギョギョシというオオヨシキリの声。そのなかにすこし調子の異なるさえずりが交ざっていて、録音してセンターで聞いてみるととコヨシキリの声とのことだった。

ほか、このあたりで確認できたのはミサゴやエナガちゃんの幼鳥、カンムリカイツブリのディスプレイ(求愛行動)など。カンムリカイツブリは雌雄同色のようで、オスとメスの見分けがつかなかった。これ、なにか見分けるポイントはあるのだろうか。

そのあと10時すぎに湖岸を離れると、15kmほど車を走らせ、標高432mの大箕山のふもとに到着。標高だけ見るとそこらへんにある低山のようだが、周囲の森が深く、ほとんどひともいないので秘境のような雰囲気に満ちていた。

菅山寺(かんざんじ)という無人の山寺がその頂上付近にあり、途中までは舗装された林道が続いている。しかし、道幅が狭くてしかもところどころ窪んでいるため、早々と車をあきらめて片道2kmあまりを歩いて登っていった。

頂上付近にはブナ林もあり、道すがら確認できたのはいつもの夏鳥たちや、昨日に続いてアカショウビンのさえずり。頂上付近の沢に入って1時間ほど粘っていると、クロツグミやアカショウビンが時々鳴きながら近づいてきたがとうとうその姿は見れなかった。

さらに、ふだん聞きなれない鳥の声も何種か。おそらくなにかの幼鳥とかヒタキ系、ムシクイ系のなにかじゃないかな、と想像したりしたが、これも正体不明のままついに撤収する時刻に。今回はすこし時間が足りなかったので、次はもっと時間をかけてここで野鳥を探したい。

本日確認できた野鳥
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、アオバト(鳴き声)、カワウ、アオサギ、オオバン、ホトトギス(鳴き声)、ツツドリ(鳴き声)、ミサゴ、トビ、アカショウビン(鳴き声)、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ(鳴き声)、ヒバリ(鳴き声)、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ヤブサメ(鳴き声)、エナガちゃん、メジロ(鳴き声)、オオヨシキリ(鳴き声)、コヨシキリ(鳴き声)、ムクドリ、カワガラス、クロツグミ(鳴き声)、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ドバト 以上42種(2018TOTAL143種)

彦根~琵琶湖~大箕山(菅山寺)~長浜 車81.58km 高度82~481m
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↑ 渡らなかったカモたちがのんびりと過ごしていた。
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↑ ひさびさにキンクロハジロにも再会。
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↑ エナガちゃんの幼鳥たちが湖岸を飛び回っていた。
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↑ 湖北野鳥センターからは間近に琵琶湖を眺めることができる。
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↑ すこし沖のほうをミサゴが飛んでいた。
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↑ 琵琶湖から移動し、菅山寺への林道に入ったところでメスのキビタキしゃん。
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↑ 頂上付近の沢にいたオスは、なにか黒い実をくわえていた。あたりではアカショウビンもさえずっていた。
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↑ ほんのちょっと枝先にとまった鳥。コサメビタキかな?
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↑ 上と同じ個体。くちばしの根元付近は黄色い。
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↑ 一瞬すぎてこれも確証なし、ヒヨドリの幼鳥だろうか?
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↑ 本日の猛禽の鳥果はトビだけだった。
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↑ 菅山寺への林道は、ところどころ路面が荒れていた。
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↑ 気づいたらビッグフットがこちらの様子を伺っていた。
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↑ 山頂付近のブナ林へと続く道。
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↑ 菅山寺の山門とケヤキの大木。
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↑ 静寂に包まれた池があってカエルが鳴いていた。いかにもアカショウビンが出そう。
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↑ 菅山寺の本堂にはロープが張られ、立入禁止となっていた。
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↑ 沢沿いに隠れていると、アカショウビンとクロツグミの声が聞こえてきた。
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↑ 鳥の代わりに、へんな虫がいっぱい寄ってきた。
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↑ こう暑い日が続くと、鳥たちもたびたび水を飲みにきているだろう。
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日本百名山のひとつ、滋賀・岐阜にまたがる伊吹山(標高1,377m)に行ってきた。

午前中はほぼ無風。標高1,200m付近で強い日差しに焼かれながら粘って成果がなく、すこし風が出てきた14時半になってようやくハチクマ1羽、さらに15時をすぎるとたまにイヌワシが姿を見せてくれた。

猛禽を待つ間はかなりひまだったが、ドライブウェイ一帯は夏鳥の宝庫で、ホトトギスやカッコウ、ツツドリ、オオルリなどの鳴き声が遠くなり近くなりしながらあちこちから聞こえてきた。ホトトギスについては、上空を通過していくその姿もちらっと。

さらに、標高600m地点では今年初めてアカショウビンのさえずりを確認。9時すぎ、駐車スペースに車をとめて様子を伺うと、森のなかで1分ほど鳴きながら徐々に遠ざかっていった。おしい。

アカショウビンの気配がしたはその一度きりだったが、ハチクマ、イヌワシ、ホトトギスと今年初見の3種で満足し、まだ残照のある18時すぎに帰路についた。

本日確認できた野鳥
カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、ホトトギス(今年初見)、ツツドリ(鳴き声)、カッコウ(鳴き声)、ハチクマ(今年初見)、トビ、イヌワシ(今年初見)、アカショウビン(鳴き声)、アオゲラ(鳴き声)、カケス(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ヤブサメ(鳴き声)、メジロ(鳴き声)、ミソサザイ(鳴き声)、イソヒヨドリ、キビタキ(鳴き声)、オオルリ(鳴き声)、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ(鳴き声)、ホオジロ、ドバト 以上32種(2018TOTAL143種)

米原~石田三成出生地~伊吹山~関ケ原合戦決戦地~彦根 車82.73km 高度86~1244m
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↑ ほとんど鳴き声ばかりだったが、一度だけホトトギスが上空を通過していった。
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↑ 14時半、ハチクマが飛ぶ。逆光のためだいぶ補正している。
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↑ イヌワシとそのうえを飛ぶのはイワツバメ。あちこちでイワツバメがたくさん舞っていた。
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↑ 炎天下、ホオジロがいい声でさえずっていた。きっと喉も乾いただろう。
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↑ 遠くの斜面に4~5頭ほどの鹿がいた。
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↑ 9時すぎ、このあたりでアカショウビンの声を聞いた。
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↑ ドライブウェイは滋賀と岐阜の県境を行ったり来たりしながら九合目付近まで続いている。
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↑ すばらしい景観で、あちこちから夏鳥の声が聞こえてきた。
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↑ 米原から伊吹山に移動中、石田三成公の生誕地を見学する。たまたま上空を鳴きながら飛んでいった猛禽2羽は、サイズからしてたぶんツミだったろう。
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↑ 帰路、関ヶ原に寄る。笹尾山の中腹、石田三成の陣跡から主戦場の方角を望む。のどかな風景で、田んぼではカエルがよく鳴いていた。
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↑ 夜は彦根駅前の居酒屋で地元の常連さんと話しながら飲む。このドリンクは琵琶湖ハイボール430円。
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