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熊野川の支流、大塔川(おおとうがわ)沿いの川湯温泉街は深い霧に包まれていて、7時すぎ、河原に掘られた野天風呂であたたまってから熊野詣でに出発。

15分ほど車を走らせ、本日の主な目的地、熊野本宮大社をひととおり参拝し終えた10時ころには青空が広がってきた。そのあと、昨日は海沿いのルートをたどったので、十津川村や龍神村の山中を西に抜けるルートで白浜のレンタカー営業所に戻る。渓谷の紅葉はきれいだったが、噂にたがわず転落多発、落石注意の看板がところどころに立つ険路だった。

途中、休憩しながら地図を広げると「丹生(にう)ヤマセミの郷」というのがあったので、ついでに寄ってみた。渓流のキャンプ場と並んでヤマセミ温泉館なんてのも書いてあって期待していたのだが、昼食の時間に合わせて正午すぎに到着してみると、4月から10月までの営業のようでヤマセミさまどころか人の気配もまったくない。

昼はめし抜きかとがっくりして車に戻ろうとすると、渓流のそばの広場からかすかに聞こえたのはチッ、チッというカシラダカの地鳴き。じっとしていると、メスと思われる1羽がひょっこり草陰から出てきてくれた。カシラダカは今シーズン初認で、おかげさまでここまで来たのもむだじゃなかったなと。

心やさしきカシラダカと別れたあとは、山道をさらに走りながら熊野三山の神域のはじまりともいわれる滝尻王子(王子というのは、熊野の御子神を祀る神社)を参拝し、裏手に続く熊野古道をほんのすこしだけ歩いてパトロール終了。古来からたくさんの人々がこの薄暗い山道を踏みしめて熊野詣でをしてきたと思うと感慨深い。

滝尻王子からおよそ30分、白浜駅近くで車をぶじ返却し、調布に着いたのは21時前だった。

本日確認できた野鳥
アオサギ、トビ、カワセミさま(鳴き声)、コゲラ(鳴き声)、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ(鳴き声)、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガちゃん(鳴き声)、メジロ、ムクドリ、カワガラス、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ベニマシコ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ドバト 以上24種(2019TOTAL181種)

川湯温泉街~熊野本宮大社~十津川村~龍神村~滝尻王子~白浜温泉街 車91.07km 高度3~777m
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↑ おなかは白く、足はピンク。
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↑ 草むらから真上にある桜の枝に飛ぶと、すぐに対岸に飛び去っていった。
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↑ これはその前の集落で見かけたベニマシコ。2羽が交互に鳴いていた。
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↑ 熊野といえば八咫烏(やたがらす)。かつて熊野山中で迷った神武天皇を大和国まで導いたとされる。
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↑ 鳥がモチーフなだけに、ついつい財布の紐がゆるんでしまった。右は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんがデザインした「和の守」。
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↑ 県道735号、龍神十津川線をたどる。ところどころ崖っぷちがあった。
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↑ 紅葉の渓谷をカワガラスやカワセミさまが行き来していた。
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↑ ぐねぐねと走り続け、龍神村にあるヤマセミ温泉の看板にようやく行き着く。
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↑ いかにもヤマセミさまがいそうな雰囲気。この右奥のほうにカシラダカがいた。
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↑ 白浜温泉への帰路、熊野詣での拠点、滝尻王子を見学する。
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8時すぎに白浜(和歌山県)の温泉街を発ち、紀伊半島の南端部を反時計回りにぐるっとまわった。通りかかった主な地名と名勝は、順に白良浜、千畳敷、三段壁、潮岬(しおのみさき)、熊野那智大社、新宮、そして川湯温泉といったところだ。

11時すぎ、本州最南端のシンボル、潮岬灯台に立ち寄ると、ちょうど灯台の真上をミサゴが通過していった。そのときはカメラに風景用の標準レンズを付けていて撮れなかったが、同じ個体なのかどうか、そのあとも沖合で飛び込んだり、岩場で休んでいたりしているのを見かけたので一枚目はそのミサゴで。

シギチドリとカモメ類がたくさんいるだろう、と出発前は期待していたが、見かけたのはセグロカモメ1羽だけだった。車で移動してあまり落ち着いて観察できなかったことと、あとは時期的なものもあるかもしれない。

薄暗くなってきた15時半ごろ那智滝(なちのたき)に着き、展望台と那智大社周辺をまわるとあっという間に日が暮れた。暗いなかを20kmほどさらに北上し、18時すぎ、新宮駅そばの定食屋で食事をとって本日のパトロール&熊野詣で終了。

本日確認できた野鳥
アオサギ、コサギ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、アカゲラ(鳴き声)、モズ(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガちゃん(鳴き声)、メジロ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ(鳴き声)、アオジ、ドバト 以上20種(2019TOTAL181種)

白浜温泉〜川湯温泉 車155.6km 高度0〜327m
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↑ 本州最南端、潮岬にいたアオサギ。後光(?)が差している。
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↑ 本州最南端のハクセキレイもさすがに堂々としている。
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↑ やわらかい砂岩が荒波に削られてできた千畳敷。
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↑ 南紀白浜を代表する名勝、三段壁の洞窟で。平安時代、源平合戦で活躍した熊野水軍がここに船を隠したという伝説も残っている。
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↑ 潮岬灯台に寄ると、この上空をミサゴが通過していった。
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↑ 岩壁の連なるこのあたりは南紀熊野ジオパークにも指定されている。
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↑ 東にぐるっとまわって名爆、那智滝。落差133m、一段の滝としては日本一の落差を誇る。
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