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まだ真っ暗な早朝、奥多摩に向かう途中で白々と夜が明ける。

道すがら昨日の山梨レベルの積雪はほとんどなく、日陰の吹きだまりを除けば、山肌が全体的にうっすらと雪化粧しているくらいの印象。日が昇って気温が上がるにつれ、その雪もだいぶ解けてしまった。

上写真は、延べ5羽ほど見かけたベニマシコの1羽だ。

このほか、カケスとルリビタキ、ジョウビタキあたりもそれぞれ同数くらいを確認できた。ホオジロはもっとたくさん。

こう書いていると鳥がさも多いように思えるけれど、実際のところは、鳥影がそれほど濃くなかったので山道を時間をかけて往き来したのである。

また、昨日は1日でヤマドリ3羽をみて驚いたが、今日何回も出てきたのはクマタカ。

正午を挟んで2羽が飛び、そのあと下山して家屋が点在する集落沿いを歩いていたところ、畑の上の雑木林で1羽が枝にとまって鳴いていた。その近くでさらに別の1、2羽が鳴いていたので、一日でなんと延べ4、5羽のクマタカと行き合ったことになる(1、2羽とあいまいに書いたのは、同じ個体が移動して鳴いていた可能性があるため)。

最初の2羽がいた標高の高いところとは距離5km、高度400mの差があって、わたしの直感も含まれるがおそらく別グループだろう。ちょうど繁殖期にあたるためか、標高の低いところにいたクマタカはみなピヨピヨピーヨ、ピヨピヨピーヨというリズムでずっと鳴き続けていた。

クマタカ語はよくわからないものの、警戒するような声音ではなく、おそらく求愛の声だったのではないか。スマホでその声を録音したので、インターネットなどで自分なりに調べてみたい。

そして、クマタカたちが合唱しているというのに、ほかの鳥たちもそばで平然と活動していた。川沿いをカケス、アカゲラ、シジュウカラ、カワウなどが行き来していて、そのなかには今年初見のカヤクグリも。枝のなかにいるのを撮らせてもらい、後ろのほうで鳴りやまないクマタカたちの声に送られつつ帰路につく。

本日確認できた野鳥
カワウ、クマタカ(今年初見)、コゲラ(鳴き声)、アカゲラ(鳴き声)、カケス(今年初見)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガちゃん、カワガラス(鳴き声)、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ(今年初見)、キセキレイ、カワラヒワ(鳴き声)、ベニマシコ、ホオジロ、カシラダカ、ガビチョウ(鳴き声) 以上21種(2020TOTAL105種)

奥多摩 徒歩9.41km
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↑ ベニマシコのオス。はっきりとしたオスはこの1羽だけで、ほかの4羽ほどはメスのようだった。
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↑ 本日のルリ嬢。ひとなつこく、付近をずっとうろちょろしていた。
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↑ 11時40分、まずクマタカ1羽目。昨日の雪で濡れた羽はもう乾いただろうか。
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↑ 12時7分、ぼけちゃったけれど近くで2羽目。左の風切羽の一部が欠損していて、1羽目と違う個体と推測される。
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↑ 400mほど標高を下げて14時58分、3羽目。数百メートル離れたところにいるほかのクマタカとずっと鳴き交わしていた。
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↑ 集落の電線のすぐ上を飛ぶ。
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↑ クマタカが鳴いているそばにいたカヤクグリ。
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↑ 朝、場所によってはけっこう積もっているところも。
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↑ 日陰で一部ガチガチに凍った岩場。場所によってはアイゼンなどの冬山装備が必要だろう。
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早朝、降りしきる雨をみて一瞬ひるんだが出かけることにした。山間は雪の予報が出ていて、なにか面白い景色や鳥がみられるかもしれない、と考えたからだ。

まず列車を使って向かった先は山梨県甲州市。西にくだって相模湖を越えたあたりから本降りの雪になり、下車したときには一面の雪景色となる。待合室で暖をとっていた地元のおばあちゃんによると、2か月前の降雪以来、まとまった雪が降るのは今シーズン2回目とのこと。「上のほうはもっと積もっとるでよ」と言われ、その上のほうを目指すことにした。

そして、全身積もられながら歩くこと5時間半。15時半に帰ってくるまで雪はとうとうやむことがなく、往復14kmあまり雪中行軍してひとっ子ひとり行き交うこともなかった。

今日もっとも驚いたのは、雪と相性のいい鳥なのか、ヤマドリが3回も目の前を飛んだことだ。そのうち2回は、わたしの頭上のヤドリギの実を食べていたようで、気づかずに近づいて飛ばしてしまった。3羽なのでサッカーならハットトリック、といいたいところだが、指がかじかんで動かないし、けっきょく1枚も写真は撮れていない。

ヤマドリはいつもどおりミスったけれど、そのほか今年初見のマヒワとコガラ、ヒガラ、そしてオオアカゲラも見られて、たいへん寒くてきびしい雪中行軍もなんとか報われた思いだ。

本日確認できた野鳥
ヤマドリ(今年初見)、コゲラ、オオアカゲラ(今年初見)、ハシブトガラス、コガラ(今年初見)、ヤマガラ、ヒガラ(今年初見)、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガちゃん(鳴き声)、カワガラス、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、マヒワ(今年初見)、ホオジロ、ワカケホンセイインコ(鳴き声)、ガビチョウ 以上20種(2020TOTAL102種) ※ワカケホンセイインコは早朝、調布で確認

天目山周辺 徒歩14.22km 高度974~1456m
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↑ ハンノキに集まって採食するマヒワ。
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↑ マヒワ数百羽の群舞を2か所で見かけた。望遠レンズで撮った、その群れのおしりの数羽。
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↑ コガラなどのカラ類もたまに。
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↑ ユキホオジロなんちゃって。
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↑ 延べ6羽ほどのルリビタキを見かける。
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↑ この子はメスかな。
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↑ この木の実をめぐってジョウビタキのメスと競り合っていた。陣取り合戦はルリビタキの勝利。
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↑ ルリビタキを追い払うようにシロハラがくる。
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↑ 大雪のなか、鳥たちもがんばっている様子。
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↑ 帰路、標高1,300m付近でオオアカゲラを確認。
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↑ 静かで神秘的だが、ガチガチに寒い。
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↑ 本日の最高所、標高1,456mにて。鳥の気配はなかった。
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↑ 最高地点で雪に吹きさらされながら本日のランチ。
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↑ 2羽目のヤマドリがとまっていたヤドリギ。カメラを構える間もなく、ばさばさと目の前を横切っていった。
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↑ 渓流をカワガラスが行き来していた。
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