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2013.03.17
珍鳥ヒレンジャクやタヌキなど


本日の最高気温18度。例年に比べて暖かく、早くも深大寺のあちこちで桜がほころび始めている。キクイタダキやアオゲラ、オオタカはこの土日も見つけることができなかったが、なんと、かわりに今年49種目の鳥となるヒレンジャク数羽を観察できた。(ヒレンジャク=yachoo!観察難易度4)
そういえばお隣の三鷹には上連雀や下連雀という地名がある。連雀というのは渡り鳥を指す一方で、江戸時代の行商人が背負う背負子(しょいこ)のことをこう呼んだのだそうだ。行商人たちが荷をおろしてその場で商いをしたことが町名の由来であり、旅の多い彼ら行商人も渡り鳥にたとえられ「連雀衆」などと呼ばれていたようである。
ちなみにヒレンジャクは尾の先端が赤く、キレンジャクは黄色い。「日本の野鳥」(山渓ハンディ図鑑)によると、姿形は似ているが鳴き声も微妙に異なるようである。
そのほか本日パトロール中に気付いたことは、ささいなことだがシメやモズの姿をほとんど見なくなったこと。そのかわり特にシジュウカラやジョウビタキを見かける頻度が増した気がする。これも気温が高くなった影響だろうか。
また、野川公園のあたりでタヌキ一匹とモルモット(?)三匹を見かけた。タヌキはあきらかに疥癬症(かいせんしょう=ダニによる皮膚感染症)で、かわいそうに毛がほとんど抜け落ちて弱っていた。ほかの個体への影響も心配されるので(すでに相当広まっているそうだが)、なにか対応策はないのだろうかとおれなりにマジメに考えたりした。
モルモットは逃げるそぶりもなく、橋のたもとに三匹かたまって草をかじっていた。けっこうデカかったので誰かバカな飼い主が捨ててしまったのかもしれない。B級ホラーのありがちな展開をたどれば、この後、巨大化・凶暴化して飼い主や人間を次々に襲うことになる。人間にとってはまさに因果応報である。

↑ 神代植物公園で見かけたヤマガラ。入口に展示してあった開花情報によると、河津桜と東海桜はちょうど満開とのこと。



↑ 自然観察園の柵の向こうをうろうろしていたタヌキ。かわいそうに疥癬症のため毛は抜け落ちている。

↑ 野川公園の橋のたもとで草をかじっていたモルモット(?)。一体どこからやってきたのか。 ※念のため野川公園の管理事務所のほうに報告済
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かわせみだるま管理人(ライセンシー様募集中)
> その後、モルモット達はどうなったのですか?
>
> 気になります。
ねずみだけに逃亡チュー。
>
> 気になります。
ねずみだけに逃亡チュー。
2015/09/25 Fri 02:29 URL [ Edit ]
その後、モルモット達はどうなったのですか?
気になります。
気になります。
2015/09/25 Fri 01:32 URL [ Edit ]
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