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月末27日(日)、千葉県習志野市にある谷津干潟(やつひがた)で出張探鳥会があるのだが、予定があって参加できそうにないので一足先に軽く偵察してきた。

干潟は外周およそ3.5km。ラムサール条約登録地にも指定されている有名な湿地帯で、シギ・チドリ類、カモ類をはじめとした鳥類の貴重な生息地である。ということくらい何とか知っていたけれど、訪れたのは初めて。

天気は晴れのち曇りで、最高気温たしか17度。8時半ごろ到着して11時37分頃に最干潮を迎え、今度は潮がだんだん満ちてくるというなかで双眼鏡をのぞいてまわった。長方形の外周に沿って観察路や柵が設けられ、干潟にいる鳥たちと一定の間隔が保たれているのがいい。

で、海近辺の鳥はふだん見慣れてないし自信もないのだが、地元の方に聞いたり野鳥図鑑をしょっぴきながら写真約15枚と鳥の名前をおそるおそるアップしてみる(もし間違ってたらごめんなさいね)。

一枚目の写真と下記三枚に写っている、くちばしが曲がって長いのがホウロクシギ。今日見たなかでは一際注目を集めていたし、複数の方に確認をとったからこれは間違いないだろう。いかにも珍しげな姿をしているが、ホウロクという名前の由来もその生態もまだ知らない。

このホウロクシギをはじめ、谷津干潟で見た野鳥の多くが人生初見かも。カモ類だけはかろうじてコガモやヒドリガモは分かったけれど、ひょっとするとハシビロガモですら初見である。ほか、シギ・チドリ類で観察できたのはセイタカシギ、オオソリハシシギ、メダイチドリ、ハジロチドリ、ダイゼンといったところか。(確認中)

谷津干潟自然観察センターが発表しているフィールドノートによると、ハマシギやオバシギ、タシギ、それにスズガモやオヨヨシガモも出ていたらしいが、残念ながらこのあたりは見逃してしまった……。

にしても、特にシギ類はどれも似ているように見えるし、これだけの種を明確に識別している方々は本当にすごい。地元の方に色々レクチャーを受けながら素直にそう思った。



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↑ ユリカモメに威嚇されてる?
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↑ 最初に見たときは干潟の南岸に二羽いて、一羽を追いかけて飛び立っていった。水面を覆うように見えるのはアオサらしい。
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↑ 15時ごろになるとカニをよくとって食べていた。このあと居眠りをしたり。
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↑ これから干潮を迎えようとという時間帯に。干潟の東側から望む。
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↑ 北岸には観察窓が3か所ほど設置されていた。
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↑ セイタカシギで間違いないだろう。 
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↑ これは明らかにコチドリ。羽村堰でも見かけたことがある。
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↑ 目立たないけど中央に三羽。地元探鳥会の方々に確認をとったので間違いなし、メダイチドリ。
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↑ この鳥はダイゼン。左足に白いテープをしているので何かの調査個体だろうか。
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↑ イソシギと思うんだけど自信ない。
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↑ これは井の頭公園で見損なっていたハシビロガモ。確実に。
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↑ 地元調布でもお馴染み、ヒドリガモの群れも見かけた。
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↑ 夕方、干潟の北岸で見かけたダイゼン。だよな……
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↑ ダイサギも成鳥夏羽になるとくちばしが黒くなったりとか見分けが難しい。
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↑ ユリカモメとかダイサギとか。
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↑ よく見るとエイやクラゲもけっこう生息してるみたい。
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↑ 谷津干潟の南岸にある自然観察センターの食堂にて。窓際の席には双眼鏡が設置してあった。
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↑ 15時半ごろの様子。もう少しすると最満潮を迎える。
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