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かなり距離があって大きくトリミングしてしまったが、八王子城跡の樹上てっぺんでさえずるクロツグミである。

八王子に住む友人から城跡はいま工事中だと聞いて敬遠していたのだが、昨夜ググってみると工事も終わったようなので夏鳥を探しに行ってみた。京王線と路線バスを使えば、最寄りの調布駅から約1時間と案外近いし(休日は高尾駅北口から一時間一本ペースで八王子城跡行きのバスが出ている)。

ここは夏場サンコウチョウの営巣地として知られているが、戦国時代末期、豊臣秀吉による城攻めが行われて大量の犠牲者が出たことからそれ以上に心霊スポットとして有名かもしれない。お化けや幽霊のたぐいはほとんど信じていないけれど、なんだか背筋が寒い気もしてお守りをポケットにしのばせて行ったことはここだけの秘密である。

で、朝8時すぎには城跡に到着。どんより曇っていて肌寒かったものの、散策客や三脚を持ったバーダ―も林道を行き来していて、想像していたほど怨霊的な気配もなく……(まあ当然ですね)。

地元の皆さんに野鳥の出没情報を聞いたりしながら15時すぎに撤収するまでの間に見たのは、オオルリやコサメビタキ、コゲラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメなど。キビタキとアオゲラ、ガビチョウは鳴き声を聞いただけだった。

そんなこんなでなんの怪異にも出くわさなかった代わりに、期待していたサンコウチョウを見ることもなく連休最終日は志半ばのまま暮れてしまったのだった。さらばGW!

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↑ オオルリやクロツグミはよく鳴いていたが、木々の密度が濃いので見つけにくかった。
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↑ 樹上てっぺんにいると、見上げるしかなくてほとんど腹しか写らない。
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↑ オオルリのペアも。追いかけているほうがオス。
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↑ 一羽だけコサメビタキを見ることができた。サンコウチョウもすでに目撃情報はあったのだが、本格シーズンはまだ先のようだ。
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↑ 朝8時すぎ、城跡の入口にある駐車場にて。今日は結局、太陽が顔を出してくれなかった。
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↑ 日本有数の山城の雰囲気が残っていて、歴史好きとしては探鳥抜きにしても結構楽しめた。写っている曳橋(ひきはし)は現在通行止めで渡れない。
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↑ 落城した際、たくさんの女子供たちが身を投げたという御主殿の滝。いまは数メートルしか落差がないのは、400年の間に地形が変化してしまったのだろうか。南無。
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↑ おなじみの看板もあちこちに。サルも結構出るらしい。
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