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早朝6時ごろ、雨のなか湖畔でさえずるホオジロがいた。頭部に黒色の模様が目立っていたのでオスだろう。20分ほども枝先にとどまって鳴いていたのは、自分の縄張りを主張していたのか、それとも相手の個体を呼んでいたのか。いろいろ想像しながら待ってみたが、結局もう一羽が現れることはなく、このオスもいつの間にか姿を消してしまっていた。

やがて雨は本降りに。いったん宿に引き返すまでに見かけた野鳥は、トビやカルガモ、オシドリ、シジュウカラ、ヒヨドリ、そして今年初見となるアオバトなどだ。距離はかなり離れていたが、アオバトを確認できたのは幸運だった。そのほか、ツツドリやミソサザイ、ウグイス、カケス、ヒガラ、ゴジュウカラ、キビタキなどは鳴き声が響くだけで、この日もなかなか姿を見せてくれない。

雨が小降りになるのを待って再び外に出ると、宿の下のほうの河原を5羽ほどのカワガラスが飛び交っていた。子育て・給餌の最中だったらしく、不意の闖入者であるわれわれの動きを偵察に来た、という気配があった。対岸の岩のうえに一羽がとどまり、羽づくろいしながら視線を油断なくこちらに向けているのを感じたのである。

カワガラスたちを刺激しないよう、メンバー七名、来た道を引き返しているとツツドリがふいに対岸へと渡っていった。この鳥も今年初見。また、実は例年、この周辺にヤマセミさまがよく出没するという話を聞いていたのだが、奥胎内を後にするまでついにその姿を見ることはできなかった。このことはちょっと残念で、ひとつまた来年の宿題ができたと感じている。

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↑ ヤマセミさまの目撃情報もある河原で、いかにもそういう雰囲気がある。
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↑ 早朝、雨のなか現れたトビ。濡れるのをまったく気にしていない様子だった。
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↑ ふいにオシドリのオスが横切ったので咄嗟にシャッターを切る。
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↑ これはオシドリのメス。
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↑ 対岸の岩のうえでカワガラスがこちらの動きをじっと探っていた。
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↑ 数百メートル離れていて大きくトリミングしてしまったが、今年初見のアオバト。発見してくれたNさんに感謝。
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↑ 雨がやむと、川霧が上流に向かってゆっくりと流れてきた。
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↑ その前日に見かけたオオルリ。キビタキやオオルリはあちこちにいた。
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↑ キビタキしゃんの後ろ姿。正面からは一度も見られず、なんとか証拠写真のみ。
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