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2014.12.20
ミヤマホオジロ御来鳥 @多摩森林科学園

最寄りの京王線・調布駅から西へ約30分、高尾駅で降りてさらに10分ほど歩いた丘陵地に広がる多摩森林科学園を訪ねてみた(入園料大人300円、4月のみ400円)。
高尾を訪れるのは、八王子城跡で夏場オオルリやサンコウチョウを見て以来かも。56ヘクタールあるという園内はアップダウンのハイキングが楽しめるほど広く(東京ドームに換算すると12個分くらいだろうか)、林道や沢が入り組んだ森には、野鳥はもちろんキツネやタヌキ、ムササビ、イノシシ、アナグマ、ハクビシン、ノウサギなども生息しているとのこと(残念ながらツキノワグマはいないとか)。「科学園」という名称がなんだか似合わないほど、自然満載で野生の王国のような印象であった。
朝のうちは晴れ間ものぞいていたが、予報どおり11時ごろからポツポツと落ち始めた雨はやがて本降りに。傘をさしながらどうにか粘って観察したのは、丘陵に生えたススキの実を食むアオジやミヤマホオジロ(上写真)など。ミヤマホオジロは5~6羽ほどの群れで、ぜいたくをいえば日差しが欲しかったが、そう思い通りにはいかないところも鳥見の難しさであり面白さだろう。
ルリビタキ、ジョウビタキはともに、園内東側の彼岸通りで運よくオスメス両方を。一方、見られるかもと期待していたカヤクグリやトラツグミ、ビンズイはついに観察できなかった(このあたりの種が見られるのはもう少し先のような気がする)。
その後、雨がザアザア降りになり鳥影も少なくなった14時過ぎに無念の撤収。それまでに観察できた野鳥は次の17種でした。
コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガちゃん、メジロ、シロハラ(鳴き声)、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、アオジ、ガビチョウ

↑ ホオジロ(上)とミヤマホオジロのツーショット。雨が降って暗かったので、画像は明るくしている。

↑ 先週の宮ヶ瀬湖に続いてアオジふたたび。よほどススキの実が好きなのか。

↑ ちょこっとだけブッシュから出てきてくれたルリビタキを瞬撮。

↑ 高尾駅から徒歩10分、多摩森林科学園の入口にて。正面に建つのはビジターセンター「森の科学館」。

↑ 森の科学館一階にははく製が展示され、解説映像が流れていた。

↑ このあたり園内東側の丘陵地にてジョウビタキやルリビタキを観察。

↑ 園内には沢や池があり、カルガモやミソサザイ、カワセミさまも生息しているらしい。

↑ それにしても予想以上に広大で、森が深かった。そりゃイノシシも出るわ。

↑ 野鳥の棲む森はムササビたちの森でもある。その観察木をあちこちで見かけた。
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