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2016.04.10
キジ御来鳥 @浅川河川敷

今日のフィールドは、高幡不動尊や土方歳三資料館といった新選組ゆかりの地も多い東京都日野市。趣味の幕末史跡めぐりでは足繁く通ったものだが、鳥見目的で行くのは初めてだ。
朝のうちに高幡不動駅に着き、鳥友の皆さんに教えてもらったコースをたどる。まずは近くを流れる浅川に出て、高幡橋から万願寺歩道橋、新井橋とくだり、土手から下りて多摩川との合流地点へ。どんより曇っていたが、さいわい暖かな一日だった。
万願寺歩道橋は土方歳三資料館へ向かう際もよく通った小さな吊り橋で、その中腹から下流を眺めていると、すぐ目の前の河川敷から大きな鳴き声がする。双眼鏡で追うと、草陰から現れたのはなんとキジ! これまで不思議と縁の薄い鳥で、これがうれしい生涯3羽目となった。(ちなみに1羽目は佐賀市内の田んぼ、2羽目のメスは琵琶湖東岸で確認)
このキジだけでも来た甲斐あったのだが、多摩川との合流地点に広がる河原では、幸運なことにイカルチドリや休憩中のハヤブサにも出くわした。
ハヤブサは遠目にもいかにも猛禽って雰囲気で、いつ見てもカッコイイ。ゴツゴツ太って見えるのだが、この体格で降下速度300キロ超を叩きだすのだからしびれる。不謹慎にも近くにいるカモたちにレンズを向けてその瞬間を待ってみたのだが、攻撃的な気配もなくゆうゆうと去っていった。
そのほか、付近の葦原ではホオジロやベニマシコ、ガビチョウなどを確認。ベニマシコともそろそろお別れの時期だろう。
キジやハヤブサを見られたし今日はなかなか鳥運がよかったので、コシアカツバメやヒメアマツバメもついでに探してみたが、河原をひらひら舞っていたのはツバメちゃんとイワツバメだけだった。
浅川で一瞬見かけたジシギ2羽は正体不明。場所と時期から推測するとタシギかなあ……。
本日確認できた野鳥
キジ(今年初見)、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、イカルチドリ(今年初見)、コチドリ、トビ、カワセミさま、ハヤブサ(今年初見)、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、エナガ、セッカ(鳴き声)、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、アオジ、ドバト、ガビチョウ 以上36種(2016TOTAL110種)

↑ 多摩川合流地点の河川敷で休んでいたハヤブサ。

↑ 右上のカルガモたちを横目に去っていった。

↑ イカルチドリも今年初見。

↑ 浅川沿いではコチドリを10羽ほど見かけた。

↑ かろうじて写っていたのはツバメとイワツバメ。コシアカツバメはまた次の機会に。

↑ 工場を背景にコサギが飛ぶ。

↑ 中洲に咲く菜の花をバックに。

↑ シジュウカラが菜の花をめでていた(食べていた)。

↑ ベニマシコもそろそろ旅立ちの時期かな。

↑ 浅川をさっと渡っていった謎の2羽。タシギにしては大きいような気もしたのだが……。

↑ 高幡不動駅から徒歩5分ほど、万願寺歩道橋から浅川上流を望む。

↑ 浅川の河口付近、根川(左)と多摩川の合流地点。

↑ ベニマシコを見つけたあたりのやぶ。

↑ 河川敷から多摩川下流を望む。
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