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13日(日)の9時ごろになると、未明の濃霧もはれて青空が広がった。マガンの飛び立ちを思うように見られなかったので、頑張ってそのぶんを取り返さないといけない。

伊豆沼から30分ほど車を走らせ、同じくラムサール条約登録湿地の化女沼(けじょぬま)には10時前に到着。

ダム湖のほとりでベニマシコの声を追っていると、ノスリとオオタカが前後してすうっと渡っていった。オオタカがマガンやヒシクイを日常的に襲うのか知らないが、12~13日の二日間、渡りのガンカモ類の近くにいるとこうした猛禽の姿をしばしば目撃した。

オオタカはこのあとに訪れた蕪栗沼(かぶくりぬま)でも見たし、その周辺のススキ草原では複数のチュウヒがけっこう飛んでいた。

勢いに乗ってさらにハイイロチュウヒと、あとはオオヒシクイを狙って出没しているというイヌワシを待ってみたのだが、この2種は残念ながら未確認のまま。雪がちらつく季節になればオジロワシも南下してくるだろうと聞き、次はちょっと時期をずらして再訪してみたいところだ。

あと、記憶に残った猛禽といえば、蕪栗沼南側の田園地帯を飛んでいたコチョウゲンボウ。電線にとまっていて、小柄ながらいっちょまえにカラスにちょっかいを出していた。

一方で、意外なことにハヤブサとツミは一度も見ていない。地元の方たちに質問してみると、やはりこの2種はなぜかほとんど姿を見せないようだ。猛禽たちは猛禽たちで、それぞれ事情のようなものがあるのだろう。

2日間で確認できた野鳥(主に伊豆沼、蕪栗沼、化女沼ダム周辺)
ハクガン(今年初見)、オオハクチョウ、オオヒシクイ(今年初見)、ヒシクイ(今年初見)、マガン(今年初見)、カリガネ(今年初見)、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、オオバン、ツルシギ(今年初見)、イソシギ、トビ、チュウヒ(今年初見)、オオタカ、ノスリ、カワセミさま(鳴き声)、コゲラ(鳴き声)、コチョウゲンボウ(今年初見)、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、アオジ(鳴き声)、ドバト 以上49種(2016TOTAL169種)

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↑ 化女沼ダムのほとりで今シーズン初見のミヤマホオジロ。鳴き声の数から推測すると、10羽ほどの群れだったようだ。
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↑ ベニマシコも今シーズン初見。蕪栗沼と化女沼ダム周辺の葦原でよく鳴いていた。
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↑ 蕪栗沼北岸ではツグミの姿も。
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↑ 13時すぎ、蕪栗沼のススキ草原を移動していくチュウヒ。
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↑ 対岸の枯れ木に灰色の猛禽がとまっていた。ハイイロチュウヒかと思って地元の方に確認してみると、単なるチュウヒだろうとのことだった。残念。
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↑ オオヒシクイの群れのそばをツルシギも通過していった。同じく蕪栗沼にて。
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↑ キジバトとほぼ同サイズ、白い眉斑が特徴的なコチョウゲンボウ。
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↑ このノスリは野ネズミを狙っているようだったが狩り失敗。南方町の田園地帯にて。
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↑ ヒシクイやマガンの越冬地として知られる化女沼ダム。その不気味な名称のとおりいわくつきの場所でもあるようだ。
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↑ 北岸の土手から蕪栗沼の葦原を望む。
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↑ オオヒシクイやオオハクチョウが浮かぶ水面。
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