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霞ヶ浦南岸および利根川水系の田園地帯、水郷をうろついてきた。帰宅して地図を広げてみると、今日まわったのはだいたい茨城県稲敷市になるようだ。

銚子駅北口の安宿から北西へおよそ60キロメートル、カーナビと直感をたよりにまず訪れたのは、オオヒシクイのねぐらがあるという稲波(いなみ)干拓地の田んぼ。

ところが9時に到着したところ、早起きのオオヒシクイたちはすでにえさ場に旅立ってもぬけの殻だった。事前の下調べもせず、やはり無計画の当てずっぽうなバードウォッチングはいけない。

マガンやオオヒシクイといえば昨年11月、宮城県の蕪栗沼(かぶくりぬま)で数万羽が飛び交うねぐら入りの様子を見学した。蕪栗沼のオオヒシクイの群れは日中も沼や近くの田んぼにちらほらたむろしていたが、稲波の群れは1羽もサボることなく遠くに出払ってしまうようだ。

地元グループによるオオヒシクイ観察小屋がそばの土手に立っていて、せっかくなので話を聞いてみると、今シーズンの越冬数はオオヒシクイ130羽あまりにマガン2羽。えさ場のある鹿島灘までの片道15キロメートルあまりを朝な夕なに往復しているという。

残念ながらオオヒシクイの観察が叶わなかったので、帰りの道すがら霞ヶ浦沿岸の西ノ洲地区や、浮島地区・妙岐ノ鼻(みょうぎのはな)の水生湿地帯に寄ってほかの鳥を探してみた。

西ノ洲あたりの田んぼや畑では、タゲリ計4羽を3か所で見ることができた。そのうちの1羽は、トラクターが掘り起こしたあとをツグミの群れとついてまわって虫を食べていたようだ。

その西ノ洲から湖岸沿いに約500メートル、妙岐ノ鼻の広大な葦原ではオオジュリンやアオジ、シロハラを観察。今日は時間がなくて粘れなかったけれど、各種猛禽やコジュリン、オオセッカの生息地として知られ、そのうちまた来たいと思わせるような雰囲気のいいところだった。

本日確認できた野鳥
マガモ、オナガガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ(今年初見)、セグロカモメ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ(鳴き声)、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン(今年初見)、ドバト 以上32種(2017TOTAL92種)

走行距離 132.35km(車使用)
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↑ ひさびさのタゲリに歓喜。しかし警戒心が強く、近寄らせてくれなかった。
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↑ タゲリとその奥はツグミ。ツグミはあちこちやたらと多かった。
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↑ タヒバリも複数見かけた。
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↑ 同じく稲波地区の水田ではサギ類の群れを見かけた。
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↑ オオヒシクイの観察小屋と、土手をへだてて流れるのは小野川。
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↑ 小野川にはおびただしい数のオナガガモが。
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↑ 朝の散歩客におどろいて一斉に飛び立つ。
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↑ スマホの広角レンズで撮ったオナガガモの群れ。これでも全体からするとごく一部にすぎない。
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↑ 双眼鏡を使って見てみたが、たしかにほかのカモは見当たらなかった。
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↑ 妙岐ノ鼻の葦原のなかにある野鳥観察小屋。
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