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2017.04.23
タカブシギ御来鳥 @国頭村の水田

早朝5時に起き、やんばるの森、水田、海沿いという順番でパトロールした。さいわい天気も回復。
6時前にまだ暗い森に入っていくと、そこらじゅうから鳥たちの合唱が聞こえてきた。
たくさんの小鳥たちの声に交じり、複数のアカショウビンにコノハズク、サンショウクイ、それにアカヒゲやサンコウチョウの声も。詳しい方に聞くと、渡ってくる個体もあるが、サンコウチョウはこのあたりでは基本的に留鳥のようだ。
さらに、子育て中とおぼしきアオバズクがノグチゲラを威嚇したり、カラスに追われたアカショウビンが警戒の声を出しながら逃げていったりと貴重な場面にも遭遇できた。さすがやんばる、密度濃すぎ。
そのあとは海岸線に沿い、那覇方面を目指して国道58号を南へ。
上写真は途中、道の駅「ゆいゆい国頭(くにがみ)」近隣の水田にいたタカブシギである。6羽が群れていて、すこし距離をおいてセイタカシギが1羽だけ。また、その近くでチュウサギも見た。
水田のあとは、昨日につづき喜如嘉(きじょか)地区のオクラレルカ田園に寄ってみた。もちろんリュウキュウヨシゴイやシロハラクイナ、ヒクイナが一番のお目当てではあったが、一面に咲く紫の花を晴天下で見たかったのだ。
すでに昼近くになっていてヨシゴイは空振ったものの、オクラレルカの紫のじゅうたんの上を今日もたくさんのセッカが舞っていた。珍鳥探しも面白いけれど、こういう風景はほんとうに見飽きることがない。
名残惜しい思いでオクラレルカ田園を後にし、クロサギなどの海鳥を探しながら海岸線をさらに南下。白い羽のクロサギか、と思われるものも撮ったが、東京に戻ってきて目下確認中である。
山や田園と比べて海沿いには鳥影が薄く、たまに見かけてもそのほとんどがイソヒヨドリかカラスだった。
本日確認できた野鳥
アカヒゲ(今年初見)、リュウキュウサンショウクイ(鳴き声)、リュウキュウキジバト、ダイサギ、チュウサギ(今年初見)、コサギ、バン、リュウキュウツバメ、セイタカシギ(今年初見)、タカブシギ(今年初見)、イソシギ、アオバズク(今年初見)、リュウキュウコノハズク(鳴き声)、アカショウビン(鳴き声)、コゲラ(鳴き声)、ノグチゲラ(今年初見)、リュウキュウサンコウチョウ(鳴き声)、ハシブトガラス、ヤマガラ(鳴き声)、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、セッカ、イソヒヨドリ、スズメ、ドバト 以上26種(2017TOTAL136種)

↑ こちらは千葉の谷津干潟などでもおなじみのセイタカシギ。

↑ チュウサギはひさしぶりかも。

↑ オクラレルカ田園の近くでまたしても謎のジシギが。図鑑みながら種を調べ中。

↑ お食事中のシロガシラ。外来種で一帯にたくさん生息していた。

↑ セッカが虫を追っていた。

↑ 山間の森にいたアカヒゲ。尾羽を開いているのは怒っている証拠とのこと(怒りの対象はわたしではなく、そばにいたほかの個体)。

↑ 一方、アオバズクは近づいてきたノグチゲラに怒っていた。真っ暗いうちにプラス補正して撮影。

↑ やんばるの森に生息している希少種のノグチゲラ。

↑ いまはちょうど子育ての時期のようだった。ぶじに巣立ちますように。

↑ リュウキュウツバメもあちこちで給餌中。食堂の2階でソーキソバをすすりながらガラス越しにレンズを向けた。

↑ 森が深く、あちこちから鳥や動物の声が聞こえてくる。

↑ セイタカシギやタカブシギのいた水田地帯。

↑ 大宜味村(おおぎみそん)にあるオクラレルカ田園。花の咲くのはほんの数日と限定的なようだ。

↑ そばにはコスモスもけっこう咲いていた。

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