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湯西川ダム(栃木県日光市)の上流、標高700m前後の渓流沿いを歩いた。県外の方はたぶんあまり馴染みのない地名だと思うが、鬼怒川温泉の上流にあるダム湖のひとつといえばだいたいの位置・雰囲気を想像してもらえるかもしれない。

その渓流沿いにある湯西川温泉は、平家落人の伝説も残る温泉地。秘湯っぽいこのあたりに行けばなにかしら面白い野鳥もいるだろうと期待していたが、残念無念、ここもまた鳥影は薄かった。

温泉成分が含まれる川に魚影は濃くないのか、ヤマセミさまとカワセミさまの気配もなく(釣り人は何人かいた)、往復5kmほど歩いて見かけた水鳥はオシドリとカワウ、カワガラスをほんの数羽ずつ。

オシドリはメスばかり6~7羽で、双眼鏡に入れた瞬間飛ばせてしまった。そのほか、シジュウカラやコゲラ、ヒヨドリさえも木立の奥から声が聞こえてくるばかりで、ことごとく姿は見えなかった。

さらに、天気がよくなかったせいもあるだろうが、猛禽にいたってはトビ1羽さえ確認できず。道すがらスマホ検索で見つけた国土交通省の調査によると、以前はこの山域でクマタカやイヌワシも確認されていたようだが、最近の動向はわからない。

この湯西川ダムは2012年に完成した比較的新しいダムで、建設前後で環境が大きく変わったであろうことを考えると、クマタカやイヌワシたちも姿を消してしまったのかもしれない。現在、ダム沿いの県道241号沿いには、新しくきれいな建物や民家が並んでいて、これらもおそらくダム工事の際に新築されたものなのだろう。

そんなことを考えながら歩いていると、雲行きがだんだんあやしくなり、14時半には引き返すことにした。バスと鉄道を乗り継ぎ、16時前、鬼怒川の温泉街に戻ったとたん雷雨になった。カッパと傘は持っておらず、あやうくカメラごとずぶ濡れになるところだった。

本日確認できた野鳥
キジバト(鳴き声)、カワウ、コサギ、コゲラ(鳴き声)、アカゲラ(鳴き声)、モズ(鳴き声)、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ(鳴き声)、ヒヨドリ(鳴き声)、ウグイス(鳴き声)、カワガラス、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ 以上17種(2018TOTAL218種)

鬼怒川温泉駅~鬼怒川公園~湯西川温泉駅~湯西川ダム~鬼怒川温泉駅 列車、バス、徒歩56.44km 高度391~739m
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↑ このあたりのカワウは何を食べているのだろう。毎日のようにイワナやニジマスだろうか。
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↑ 湯西川温泉駅の前からダム湖を望む。
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↑ ダム湖に注ぐ渓流。ふしぎな色をしている。
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↑ 昼近くになると、雲がとたんに増えてきた。
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↑ 鍾乳洞のような雰囲気の湯西川温泉駅(野岩鉄道会津鬼怒川線)。洞内(?)はひんやりとして涼しかった。
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↑ 鬼怒川温泉にて。鬼怒川が流れ、両岸には大きな旅館が目立つ。
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↑ その上流には長さ140mほどの吊り橋がかかる。
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↑ 温泉街のはずれにある鬼怒川公園。朝、このあたりでコゲラやアカゲラが鳴いていた。
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