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2018.12.31
2018野鳥まとめ
皆さま、おつかれさまです。早いもので、今年もあと4時間ばかりで終わろうとしています。
思えばこれが平成最後の大晦日。月日が経つのは早く、平成が始まる30年前はかわいい(?)小学生だったわたしをいいおっさんにしてくれました。時の流れは年々加速していく印象ですが、日々精進、時は金なり、千里の道も一歩から――。加齢にあらがい、とにかくがんばるしかないでしょう。
人生の抱負はそれくらいにして、昼間、深大寺でそばを食べて手も合わせてきたので、年末発表してきた野鳥ランキングで今年を締めくくります。これは私個人の記憶と主観によるもので、2018年をふりかえりながらその鳥と出会った瞬間のインパクト、そしてシチュエーションの思い出深さから20位から1位までを順にピックアップしました。いちおう申し上げておくと珍鳥ランキングではありません。
昨年は15位まで発表していて、今年は5種ぶん増えたことになります。絞るのに窮するほど、いろいろな鳥たちとのすばらしい出会いがあったということでしょう。それぞれに個性があって魅力的な野鳥たちですが、鳥との出会いをさらに引き立たせるのは、そこに至るまでの過程と、まわりの環境であるような気がしています。
7月の炎天下、山陰の標高1,700メートルで見たつがいのハヤブサは忘れられませんし、まだ暗いなか東北の極寒にふるえながら見たマガンやハクチョウの飛び立ちもすばらしいものでした。これから始まる2019年もそうした多様な環境を楽しみつつ、鳥や動物との出会いを求めていきたいものですね。
では、皆さま、来年も良い年を!

↑ ランキングの前にちょっと宣伝を。だるチャンプロデュースの正月屋台が、深大寺山門前にあるそば屋「門前」さん前に出ます。元旦から1月14日までここで営業するとのこと(9日、10日は休み)。

↑ 招福鳥来(?)のカワセミだるまもぜひご覧になっていってください。カワセミだるまの製造販売元、問合先はだるチャンプロデュース。

2018野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)
合計173種 ←途中で数え違いがあったようで最終的にこの数でした。
【20位】サンコウチョウ御来鳥 @東京、神奈川

↑ 5月、まだひとのいない早朝の林道で出会ったサンコウチョウ。初夏の静寂のなか、森に響くあの声はいいものである。
【19位】キョウジョシギ御来鳥 @千葉

↑ 夏の朝、南房総の海岸線をドライブしていて、波間を飛ぶその姿がたまたま目に入ってきた。ちなみに一番後ろにいるのはメダイチドリ。
【18位】カオグロガビチョウ御来鳥 @東京

↑ あきる野の公園周辺に局地的に生息していて、だいたい半々の確率で会える鳥。鳴き声が特徴的なこともあって、探して楽しい鳥である。今年も真夏の炎天下に会うことができた。
【17位】ハヤブサ御来鳥 @鳥取、秋田、佐賀、東京

↑ この日もとにかく暑かった。標高1,700メートル、伯耆大山の山頂で思いがけず出会ったハヤブサである。遠くなり近くなりしながら2羽が飛び交っていて、食料を空中で投げ渡すシーンも見られた。
【16位】オオアカゲラ御来鳥 @東京、北海道

↑ 木をつつくドラミングの音が小さく、コゲラだろうと思ったらオオアカゲラで驚いた。胸に特徴的な縦線が入っている。奥多摩の御岳山と、あとは北海道の然別湖畔でも見ることができた。
【15位】イスカ御来鳥 @山梨

↑ 高原の林道を歩いていると、イスカの群れが松ぼっくりの実を食べていた。かけらや殻がパラパラと落ちてくるその音で、イスカの存在に気がつくことがある。
【14位】リュウキュウサンショウクイ御来鳥 @東京

↑ この鳥とも思いがけず遭遇。わずか数秒のチャンスだったが、珍しく即座に反応することができた。
【13位】クロサギ御来鳥 @福岡、千葉

↑ 福岡の志賀島や、千葉の漁港で見かけたクロサギ。ふだん内陸のほうに住んでいるので、たまに離島などで鳥を探すのは刺激があって楽しい。見たい海鳥はまだたくさんいる。
【12位】トラツグミ御来鳥 @東京

↑ ひとけのない林道で、木立の奥にいるのをぎりぎり捉えた。このあと2羽で林道に出てきてミミズを食べていた。
【11位】ショウドウツバメ御来鳥 @北海道

↑ 道南の河口付近でツバメの群れに交じっているのをたまたま見つけた。来年はまだ見たことのないツバメを探してみたい。
【10位】クマタカ御来鳥 @栃木、東京

↑ 栃木のダム湖で見かけたクマタカ。この日も炎天下だった。奥多摩でも見かけることがあるが、その優雅で力強い飛翔にはいつも惹きつけられる。
【9位】ササゴイ御来鳥 @兵庫、熊本

↑ 真夏、神戸のビーチを歩いていて思いがけず遭遇。漁に熱中していて、次々に魚をのみこんでいった。
【8位】ヤマセミさま御来鳥 @東京、佐賀など

↑ 今年もちょくちょく参拝できて感謝の一言。台風などのあとに安否確認のため見に行くこともある。今年一年、佐賀のヤマセミさまも奥多摩のヤマセミさまも個体数は安定していた印象。
【7位】ハクガン御来鳥 @秋田

↑ ガンカモ類の飛び立ちやねぐら入りが好きで、今年は秋田のほうまで足を延ばしてみた。早朝、一斉に飛び立っていく姿はとても清々しい。
【6位】ハチクマ御来鳥 @東京、滋賀

↑ 高尾の林道では初めてハチクマを見かけた。そろそろパトロールを切りあげようとしていた夕方で、たいへん印象的な出会いだった。
【5位】コミミズク御来鳥 @長野

↑ この日もやたらと寒かった記憶がある。ふわりふわりと舞うコミミズクの姿は優雅で神秘的ですらある。
【4位】イヌワシ御来鳥 @滋賀

↑ 標高1,300メートル付近で見たイヌワシである。このときもそろそろ撤収しようかという夕方の出会いだった。最後まであきらめず、できるだけ粘ってみるものである。
【3位】ハマシギ御来鳥 @佐賀

↑ 満潮の時刻、ふるさと有明海の干潟で。渡りの時期、ここで見るシギチドリは種類、ボリュームともに圧倒的である。幼少の頃は祖父に連れられ、このあたりの川で釣りをしたり投網を打ったものだ。
【2位】ヤマゲラ御来鳥 @北海道

↑ 夕暮れ時の湖畔、ヤマゲラともタイムリミットぎりぎりに会うことができた。北海道の自然はやはり素晴らしく、次はクマゲラ、いずれはミユビゲラも見てみたい(遠い目標です)。このときは札幌の友人と温泉めぐりをしながらの楽しい旅だった。
【1位】キレンジャク御来鳥 @広島

↑ 今年のランキング1位はこれかな。未確認生物ヒバゴンの足跡を求めて比婆山系を訪ね、標高1,225メートル、雪に覆われた烏帽子山のてっぺんでたまたま出会ったキレンジャクである。おそらくヒバゴンの生まれ変わりに違いない。このときもアイゼンを使ってトレースのない雪の斜面を直登したり、落としたカメラバッグが斜面を転がり落ちていったりして肝を冷やした。たいへんな思い出があるぶん記憶にも刻まれる。
思えばこれが平成最後の大晦日。月日が経つのは早く、平成が始まる30年前はかわいい(?)小学生だったわたしをいいおっさんにしてくれました。時の流れは年々加速していく印象ですが、日々精進、時は金なり、千里の道も一歩から――。加齢にあらがい、とにかくがんばるしかないでしょう。
人生の抱負はそれくらいにして、昼間、深大寺でそばを食べて手も合わせてきたので、年末発表してきた野鳥ランキングで今年を締めくくります。これは私個人の記憶と主観によるもので、2018年をふりかえりながらその鳥と出会った瞬間のインパクト、そしてシチュエーションの思い出深さから20位から1位までを順にピックアップしました。いちおう申し上げておくと珍鳥ランキングではありません。
昨年は15位まで発表していて、今年は5種ぶん増えたことになります。絞るのに窮するほど、いろいろな鳥たちとのすばらしい出会いがあったということでしょう。それぞれに個性があって魅力的な野鳥たちですが、鳥との出会いをさらに引き立たせるのは、そこに至るまでの過程と、まわりの環境であるような気がしています。
7月の炎天下、山陰の標高1,700メートルで見たつがいのハヤブサは忘れられませんし、まだ暗いなか東北の極寒にふるえながら見たマガンやハクチョウの飛び立ちもすばらしいものでした。これから始まる2019年もそうした多様な環境を楽しみつつ、鳥や動物との出会いを求めていきたいものですね。
では、皆さま、来年も良い年を!

↑ ランキングの前にちょっと宣伝を。だるチャンプロデュースの正月屋台が、深大寺山門前にあるそば屋「門前」さん前に出ます。元旦から1月14日までここで営業するとのこと(9日、10日は休み)。

↑ 招福鳥来(?)のカワセミだるまもぜひご覧になっていってください。カワセミだるまの製造販売元、問合先はだるチャンプロデュース。

2018野鳥観察種リスト(観察できた種を赤でチェックしています)
合計173種 ←途中で数え違いがあったようで最終的にこの数でした。
【20位】サンコウチョウ御来鳥 @東京、神奈川

↑ 5月、まだひとのいない早朝の林道で出会ったサンコウチョウ。初夏の静寂のなか、森に響くあの声はいいものである。
【19位】キョウジョシギ御来鳥 @千葉

↑ 夏の朝、南房総の海岸線をドライブしていて、波間を飛ぶその姿がたまたま目に入ってきた。ちなみに一番後ろにいるのはメダイチドリ。
【18位】カオグロガビチョウ御来鳥 @東京

↑ あきる野の公園周辺に局地的に生息していて、だいたい半々の確率で会える鳥。鳴き声が特徴的なこともあって、探して楽しい鳥である。今年も真夏の炎天下に会うことができた。
【17位】ハヤブサ御来鳥 @鳥取、秋田、佐賀、東京

↑ この日もとにかく暑かった。標高1,700メートル、伯耆大山の山頂で思いがけず出会ったハヤブサである。遠くなり近くなりしながら2羽が飛び交っていて、食料を空中で投げ渡すシーンも見られた。
【16位】オオアカゲラ御来鳥 @東京、北海道

↑ 木をつつくドラミングの音が小さく、コゲラだろうと思ったらオオアカゲラで驚いた。胸に特徴的な縦線が入っている。奥多摩の御岳山と、あとは北海道の然別湖畔でも見ることができた。
【15位】イスカ御来鳥 @山梨

↑ 高原の林道を歩いていると、イスカの群れが松ぼっくりの実を食べていた。かけらや殻がパラパラと落ちてくるその音で、イスカの存在に気がつくことがある。
【14位】リュウキュウサンショウクイ御来鳥 @東京

↑ この鳥とも思いがけず遭遇。わずか数秒のチャンスだったが、珍しく即座に反応することができた。
【13位】クロサギ御来鳥 @福岡、千葉

↑ 福岡の志賀島や、千葉の漁港で見かけたクロサギ。ふだん内陸のほうに住んでいるので、たまに離島などで鳥を探すのは刺激があって楽しい。見たい海鳥はまだたくさんいる。
【12位】トラツグミ御来鳥 @東京

↑ ひとけのない林道で、木立の奥にいるのをぎりぎり捉えた。このあと2羽で林道に出てきてミミズを食べていた。
【11位】ショウドウツバメ御来鳥 @北海道

↑ 道南の河口付近でツバメの群れに交じっているのをたまたま見つけた。来年はまだ見たことのないツバメを探してみたい。
【10位】クマタカ御来鳥 @栃木、東京

↑ 栃木のダム湖で見かけたクマタカ。この日も炎天下だった。奥多摩でも見かけることがあるが、その優雅で力強い飛翔にはいつも惹きつけられる。
【9位】ササゴイ御来鳥 @兵庫、熊本

↑ 真夏、神戸のビーチを歩いていて思いがけず遭遇。漁に熱中していて、次々に魚をのみこんでいった。
【8位】ヤマセミさま御来鳥 @東京、佐賀など

↑ 今年もちょくちょく参拝できて感謝の一言。台風などのあとに安否確認のため見に行くこともある。今年一年、佐賀のヤマセミさまも奥多摩のヤマセミさまも個体数は安定していた印象。
【7位】ハクガン御来鳥 @秋田

↑ ガンカモ類の飛び立ちやねぐら入りが好きで、今年は秋田のほうまで足を延ばしてみた。早朝、一斉に飛び立っていく姿はとても清々しい。
【6位】ハチクマ御来鳥 @東京、滋賀

↑ 高尾の林道では初めてハチクマを見かけた。そろそろパトロールを切りあげようとしていた夕方で、たいへん印象的な出会いだった。
【5位】コミミズク御来鳥 @長野

↑ この日もやたらと寒かった記憶がある。ふわりふわりと舞うコミミズクの姿は優雅で神秘的ですらある。
【4位】イヌワシ御来鳥 @滋賀

↑ 標高1,300メートル付近で見たイヌワシである。このときもそろそろ撤収しようかという夕方の出会いだった。最後まであきらめず、できるだけ粘ってみるものである。
【3位】ハマシギ御来鳥 @佐賀

↑ 満潮の時刻、ふるさと有明海の干潟で。渡りの時期、ここで見るシギチドリは種類、ボリュームともに圧倒的である。幼少の頃は祖父に連れられ、このあたりの川で釣りをしたり投網を打ったものだ。
【2位】ヤマゲラ御来鳥 @北海道

↑ 夕暮れ時の湖畔、ヤマゲラともタイムリミットぎりぎりに会うことができた。北海道の自然はやはり素晴らしく、次はクマゲラ、いずれはミユビゲラも見てみたい(遠い目標です)。このときは札幌の友人と温泉めぐりをしながらの楽しい旅だった。
【1位】キレンジャク御来鳥 @広島

↑ 今年のランキング1位はこれかな。未確認生物ヒバゴンの足跡を求めて比婆山系を訪ね、標高1,225メートル、雪に覆われた烏帽子山のてっぺんでたまたま出会ったキレンジャクである。おそらくヒバゴンの生まれ変わりに違いない。このときもアイゼンを使ってトレースのない雪の斜面を直登したり、落としたカメラバッグが斜面を転がり落ちていったりして肝を冷やした。たいへんな思い出があるぶん記憶にも刻まれる。
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