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生暖かくやたらと蒸す朝だった。

真っ暗なうちに出発し、ここ数日で目星をつけていた山里に5時すぎに到着。移動中もアカショウビンのさえずりが山々から響いていて、こりゃいけそうだと思いきや8時まで粘ってまたしても成果なし。

鳴き声はたまに近くなるものの、いかんせん緑が深いし暗すぎる。そのうち雨まで降り始めて声が遠ざかったので、夕方リベンジすることにしていったん移動することに。なにかほかの種でいいので鳥ネタをひとつ確保しておくためだ。

と、山道をぐるぐる移動していると、9時15分、右カーブの先のほうに枯れ木どまりのブッポウソウ。10分ほどくつろいでようやく飛んだ、と思ったらすぐ同じ場所にとまったのはサンショウクイ。ただの枯れ木ではなく、このてっぺん、行列ができる特等席のようだ。

そのサンショウクイを見送ってさらに山道を進むと、10時半、車の3メートル先の地面に飛び出してきたのは今日の本命アカショウビン。あやうくひきそうになるほどの至近で、それまで荒れた山道をのろのろ走っていて正解だった。

雨が降って道に出てきたカエルだかイモリだかを狙っていたようで、その1羽は、道ばたの枝と地面を2往復するとキョロロロと一声鳴いて山奥へと去っていった。

その間、枝に一瞬戻ったのを運転席からさっとレンズだけ出してシャッターを切ったのが上写真。鳥たちの声を聞き逃すまいと、雨のなか窓を開けっ放しにしといたのも無駄ではなかった。わたしなど眼中になく、アカショウビンの視線は道路上の獲物に向いている。

以上のような経緯で、ひょんなタイミングで今日の目標を達成。節目を特に意識したわけではないが、平成最後の日にブッポウソウ、サンショウクイ、アカショウビンと今年初見の3種を見られてたいへん喜ばしい。

そのあとは雨足が強まり、林道でおっかなびっくりハブ探しをしたあと、早めに名瀬の街に引き返した。夜行性なので、昼間寝てるのを見つけるのはやはり難しそう。けっきょくハブは見つからず、小型のリュウキュウイノシシが樹木の間を慌てて逃げていっただけだった。

ということで平成最後のブログ更新です。さらば平成、令和もがんばろう。

(記事中では鳥の亜種表記を割愛しています。また、ノートパソコンの例のバッテリー切れが近く、明日はたぶん更新を休みます。いままで掲載できなかった生物の写真などは後日まとめてアップします)

本日確認できた野鳥
キジバト、ヒメアマツバメ(今年初見)、イソシギ、アカショウビン(今年初見)、カワセミさま、ブッポウソウ(今年初見)、コゲラ(鳴き声)、オオアカゲラ、サンショウクイ(今年初見)、ルリカケス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、セッカ、アカヒゲ(鳴き声)、イソヒヨドリ、スズメ 以上20種(2019TOTAL135種)

名瀬、龍郷周辺 車57.5km 高度-11〜340m
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↑ 10分ほどしてようやく飛び立った。野鳥図鑑などから推測すると、ブッポウソウは渡り途中の個体のよう。
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↑ ブッポウソウと入れ違いにサンショウクイが同じ枝にとまる。(アカショウビンやほかの鳥と同様、亜種表記は割愛しています)
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↑ 今日は出んかったど。しかし、道端から公園のトイレのなかまで、島内いたるところにハブ注意の立札がある。
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↑ 誰ともすれ違わず、昼も薄暗い林道。転がる落石や倒木を取り除きながら進む。途中でサンコウチョウやアカショウビンが鳴き、イノシシにはあっという間に逃げられてしまった。
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