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早起きして霧島、都城周辺の高原といくつかの林道を歩く。ちょうど今日が夏至にあたり、早朝5時前(しかも日の昇るのが遅い九州)といえど空はもうだいぶ明るい。

上の一枚は、スタートから8時間近く経った12時48分、今夏2回目の遭遇となったヤイロチョウ。

ヤマビルを払いながら林道を足早に下っていると、視界の先のほうでブルーの鳥が飛び、苔むした岩に着地した。しかし、この鳥はなぜこんなに見つけられやすい派手な色をしてるのか?

ともあれ、先月、四国山中で見たときは至近すぎたし、今日はその反対にだいぶ遠かったが贅沢は言ってられない。5枚ほどシャッターを切ると、ヤイロチョウは岩の向こうにすっと去っていった。

木の陰にひそんで待つこと数分、さらに遠くの茂みを移動するのがちらっと見えたので、撮って拡大すると(下写真)ミミズを2匹ほど咥えている。ご自宅にえさを運んでいる最中で用心しているのか、ホヘンホヘンという甲高い鳴き声はそのあと一回しか聞けなかった。

ヤイロチョウは1日でその一声だけだったが、特に早朝のうちは同じ夏鳥であるキビタキとオオルリ、ヤブサメ、アカショウビン、サンコウチョウのさえずりが聞こえた。6時前には、大きな樹のてっべん付近をアカショウビンが抜けていったのだが捉えきれなかった。いま思い出してもくやしい。

そのアカショウビンのリベンジではないけれども14時すぎ、それまで声ばかりだったサンコウチョウを撮れたのを機に早めに撤収。すこし移動して、坂本龍馬ゆかりの秘湯・塩浸(しおひたし)温泉を訪ねた。

1866(慶応2)年3月、京都伏見にある旅館・寺田屋で、奉行所の襲撃を受けて左手親指の付け根を負傷した龍馬。薩摩藩に匿われてこの地に移動し、奥さんであるおりょうさんとともに湯治をしたり、高千穂峰に登ったり、鉄砲で鳥を撃ったりしてのんびり過ごしたと伝えられている。

幕末当時はそばを流れる渓流の両脇に湯治宿が並んでいたというが、いまは片側を国道が走り、小さな資料館や温泉施設も整備されている。

本日確認できた野鳥
キジバト(鳴き声)、アオバト(鳴き声)、ツツドリ(鳴き声)、トビ、アカショウビン、カワセミさま、ヤイロチョウ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(鳴き声)、サンコウチョウ、カケス(鳴き声)、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス(鳴き声)、ヤブサメ(鳴き声)、メジロ、ゴジュウカラ、ミソサザイ(鳴き声)、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ(鳴き声)、ソウシチョウ(鳴き声) 以上31種(2019TOTAL167種)

霧島、都城周辺 車、徒歩72.9km 高度137〜564m
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↑ ミミズを運ぶところにたまたま出くわしたようだ。
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↑ サンコウチョウは今日もあちこちで鳴いていた。カラスを威嚇して追いかける個体もあった。
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↑ イカルの声もちょくちょく。
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↑ ゴジュウカラの飛翔シーン。
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↑ オオルリは3羽ほど見かけた。
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↑ 夏鳥で一番多いのは今日もキビタキな印象。
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↑ 天孫降臨の神話が生まれるのも納得できる雄大な景観。
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↑ 細い林道を下っていく。だいぶ歩いたというのに終日、誰一人として会わなかった。
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↑ 今日の鳥探しはヤマビルとの闘いで、全身はもちろんポケットの中から靴の中から誇張なしに20〜30匹にくっつかれた。おかげであちこち血だらけ。
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↑ しかし、ヒルは気持ちわるいだけで、本当に危険なのは蜂である。昼間、樹上を蜂の群れが渦巻いていたときは血の気が引いた。
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↑ そして夕方、霧島の秘湯、塩浸温泉を訪ねる。
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↑ 坂本龍馬とおりょうさんの記念碑。
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↑ 見たこともないような黒装束のカモ?が闊歩していた。
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